【2000年代ロックの快楽】
Muse – Hysteria (2003)
Muse – Hysteria (2003)
イングランド南西部の田舎町で結成されたミューズは、1999年にデビューした。
この曲は彼らにとって初の全英1位となった3rdアルバム『アブソリューション』からのシングルだ。全英17位のヒットとなった。
一聴してトム・ヨークを思わせる、今にも死にそうなヴォーカルと、やりすぎなぐらい増幅したギターとベースの轟音。まるでレディオヘッドとマイブラあたりが合わさったようなバンドだな、とわたしは思ったものだった。
イントロのベースがカッコいい。16分音符をマシンガンのように弾く、地を這うような重厚で凶暴なイントロは、2種類のディストーションを重ねてさらにアナログシンセの音を混ぜたものだという。この音だけで、ごはん何杯でもイケる。
スリー・ピース・バンドなのに、ストリングスやピアノやシンセを使った分厚い壁のようなサウンドはどこか怪物めいた印象だった。
彼らの音楽は決してとっつきやすいわけでもないし、聴いていてハッピーになるようなものでもないと思うのに、この後彼らはアルバムを出すたびにセールスを伸ばして、イギリスはもちろん、アメリカをはじめ世界中で、まさにバケモノのように売れていった。
Muse – Hysteria [Live From Wembley Stadium]
(Goro)