
【2000年代ロックの快楽】
The Darkness
I Believe In A Thing Called Love (2003)
The Darkness
I Believe In A Thing Called Love (2003)
ザ・ダークネスは2003年デビューのイギリスのバンドだ。
その時代錯誤なサウンドや奇抜な見た目やウケ狙いとしか思えない歌声からして、70年代ハード・ロックのパロディをやってるのかと思いきや、まったく真剣に、エアロスミスやクイーンやAC/DCへの愛が止まらないあまりにこうなったらしい。
たしかにMVも、コミカルではあるけれども、技術的には文句なしだし、曲もキャッチーでカッコいい。ちょっとズレた、ユーモア溢れるハード・ロックという意味ではニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」と方向性は同じと言えるかもしれない(言えないかも)。
フロントマンのジャスティン・ホーキンスがまあ、ちょっと盛りすぎる、サービス精神旺盛な人物なのだろうけど、「あらゆる芸術分野に共通するいちばん重要なセンスはユーモアのセンス」と信じて疑わないわたしには、こういうバンドもまた愛すべき物件である。
しかしザ・ダークネスは、2枚のアルバムをリリースしたところでジャスティンが薬物問題でダメになり、2006年に一度解散した。そんなところまで70年代ハード・ロック・バンドのマネをしなくてもいいのに。
2011年には再結成して、以来元気に活動しているようだ。売れているのかどうかは知らないけれど。頑張ってほしいものである。
The Darkness – I Believe In A Thing Called Love (Official Music Video) [HD]
(Goro)