
Sheryl Crow
Good Is Good (2005)
2005年9月に発売されたシェリル・クロウの5thアルバム『ワイルドフラワー(Wildflower)』からのシングル。
批評家からはその音楽的な成熟度が高く評価されたにもかかわらず、全米64位とあまりヒットしなかったのは、それまでの「オール・アイ・ウォナ・ドゥ」や「ソーク・アップ・ザ・サンのようなカラッとした陽気なカリフォルニア・ロックのイメージを覆すやや内省的な内容と、アコースティックなアレンジが、リスナーには「地味」とか「重い」などの印象を与えたためだろうと思われる。
当時の彼女は、世界規模のツアーの連続による疲弊、私生活での恋愛関係の変化、そしてイラク戦争をはじめとする混沌とした社会情勢などによる心境の変化とともに、ストリングスやアコギを全面に出した、静かでエモーショナルなサウンドへ移行していったという。
「あなたはいつも雷鳴を聴くと、稲妻が光る前に方向転換する」と歌う、困難に向き合おうとしない男を叱りつけているようにも取れる、シェリル・クロウらしいけど、ちょっと難しい歌詞だ(雷鳴と稲妻の順番が逆なんじゃないかなという疑問も残る)。
本国ではあまりヒットしなかったのに、なぜか日本ではオリコン7位まで上昇するヒットとなった。何かタイアップでもあったのだろうか。
しかしそう思って聴くとたしかに、この時代のJ-POPに通じる雰囲気があるなあとは思う。
(Goro)