ザ・ホワイト・ストライプス/ブルー・オーキッド (2005)

ゲット・ビハインド・ミー・サタン

【2000年代ロックの快楽】
The White Stripes
Blue Orchid (2005)

ジャケットがまるで、若き日のジョニー・デップとクリスティーナ・リッチあたりのダーク・ファンタジーみたいだ。監督はもちろんティム・バートンだろう。地獄からこの世に遊びに来た、やたらと音楽が好きなゴブリンの姉弟みたいな。良い意味でね。

ホワイト・ストライプスが2005年にリリースした5作目のアルバム『ゲット・ビハインド・ミー・サタン』のオープニングを飾る曲だ。シングル・カットもされて全英9位、全米43位まで上昇した。

アンティークなギターの、重いのにキレのいいリフとお転婆なドラムがカッコいい、ハードなロックンロール・ナンバーだ。ギターソロもシビれる。

アルバム全体は、エレキギター&ドラムというホワイト・ストライプスの決まりきったサウンドからあえて離れてみようと、ピアノやマリンバやアコギやパーカッションを使った、それまでとは違うサウンドを追求した野心的な内容だったけれども、しかし正直言って、この曲がなければかなり微妙な出来だったのではないかと思う。

アルバム制作中の最後の最後にできた曲らしいが、その意味ではアルバムを救った曲だと言えるだろう。

The White Stripes – Blue Orchid (Official Music Video)

(Goro)