柳ジョージ&レイニーウッド/ヘイ・ダーリン (1979)

柳ジョージ&レイニーウッド ヘイ・ダーリン BMA-1021 | レコード通販

【ニッポンの名曲】
柳ジョージ&レイニーウッド/ヘイ・ダーリン (1979)

作詞:柳ジョージ 作曲:上綱克彦

1979年3月にリリースされた柳ジョージ&レイニーウッドの3rdアルバム『Y.O.K.O.H.A.M.A.』からのシングル。

「雨に泣いてる」と同じく、これももともとは全編英語で歌っていた曲だった。

しかし、同じレコード会社の先輩で、柳ジョージ&レイニーウッドに惚れこんで可愛がっていた萩原健一の強い薦めで、日本語の歌詞で歌い直して再録音し、「雨に泣いてる」の次のシングルとしてリリースしたものだ。

両方聴きくらべてみても、日本語のほうがよりワイルドで説得力もあり、圧倒的に良い。

その昔、「日本語はロックのビートやメロディに合わないため、英語で歌わなければ本物のロックと言えない」という考えで英語歌詞のオリジナル曲を歌っていた日本のバンドも結構あったのだけど、結局はやっぱり「日本人が日本人に向けて英語で歌う」という明らかな矛盾は、普通に日本語で歌うよりもさらにダサいロックにしかならなかった。

ショーケンのアドバイスを柳ジョージとレイニーウッドが聞き入れてくれて、本当に良かったと思う。

柳ジョージのヴォーカルの独特の節回しやシャウトも、やはり日本語でしか生きて来ないし、あのまま英語で歌っていたら、けっして売れなかっただろう。

「ヘイ・ダーリン」は大ヒットしたわけではなかったけれど、当時ラジオで聴く機会があった。わたしは中学1年生になったばかりだったけれども、その歌声のド迫力と切なさに、ラジオの前で静かに感動していた。

渋い中学生だったなあ。

でもきっとあの頃の体験が強い影響を残していたから、後にローリング・ストーンズやR&Bにすんなりと入っていけたのかもしれない。

(Goro)