
Madonna – Hung Up (2005)
2005年発表のマドンナのアルバム『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア (Confessions on a Dance Floor)』からの先行シングルだ。全世界で900万枚を売り上げ、マドンナの歴代シングルで最高の売り上げを記録する大ヒットとなった。
アバの「ギミー・ギミー・ギミー」のイントロをサンプリングして、主役に据えた曲だ。
アバはサンプリングを認めないことでは有名なんだそうで、これがサンプリングを許可した2例目だったそうだ(1例目はフージーズ)。
「時はゆっくりと過ぎてゆく」というフレーズが何度も繰り返されて静かに曲が始まると、中学生のわたしが聴いていた「ギミー・ギミー・ギミー」のあのイントロが、1979年の彼方からタイムスリップしてきたみたいに徐々にフェード・インしてきて、21世紀のパワフルなダンス・ビートと混ざり合う瞬間が、感動的なまでにカッコいい。
なにしろアバとマドンナのコラボである。売れないわけはないが、それにしてもこのカッコいい使いかたにはシビれた。
サンプリングなんて一歩間違えばパクリみたいなものになりかねないし、くだらない曲に使われたりすると原曲の価値まで下落しかねないけれども、こんなふうにリスペクトをこめて堂々たる主役に据える使い方なら良いものだ。アバの原曲もあらためて聴き直すと、めちゃくちゃカッコ良く思えてくる。
↓ アバの原曲「ギミー・ギミー・ギミー」。
(Goro)