【ディランのアルバム全部聴いてみた 49枚目】
Bob Dylan “Live at Carnegie Hall 1963”
Bob Dylan “Live at Carnegie Hall 1963”
2005年にコロムビア・レコードのキャンペーン用のボーナス・ディスクとして発売された6曲入りライヴ・アルバム。
1963年10月26日、NYのカーネギーホールでのライヴで、この時代なのでもちろん全曲弾き語りである。
これまでにリリースされたディランのライヴではいちばん古い音源となるが、録音は驚くほどクリアで、古い感じは全然しない。ディランのパフォーマンスもすごくいい。奇を衒ったりしない、魂のこもった真摯な歌声だ。
まるで讃美歌みたいな美しいメロディの「レイ・ダウン・ユア・ウィアリー・チューン – Lay Down Your Weary Tune」が入ってるのも嬉しい。
この曲は『時代が変わる』のレコーディングのときに録音したものの、なぜかお蔵入りになった曲だった。
それをザ・バーズが2ndアルバム『ターン!ターン!ターン!』でカバーしている。ディランの原曲は当時レコードになっていないので、ディランのライヴで実際に聴いて気に入ったということだろうか。このバーズのカバーは素晴らしい出来だった。
他の5曲はすべて『時代は変わる』からの曲。
↓ 「レイ・ダウン・ユア・ウィアリー・チューン(Lay Down Your Weary Tune)」
Lay Down Your Weary Tune
↓ ザ・バーズによるバージョン。
The Byrds – Lay Down Your Weary Tune (Audio)