【80年代ロックの快楽】
The Sundays
Can’t Be Sure (1989)
The Sundays
Can’t Be Sure (1989)
英ブリストル出身のバンド、ザ・サンデイズの、ラフ・トレードからリリースされたデビュー・シングルだ。
お弁当屋さんでバイトでもしてそうな女の子、ハリエット・ウィーラーの一服の清涼剤のような、天使の歌声が素晴らしい。
バンドもラフ・トレードの先輩、ザ・スミスのあの感じを引き継いだナチュラル・サウンドで、ハリエットの声をより際立たせている。
英シングル・チャート45位と、立ち上がりは決して良くなかったようだが、じわりじわりと支持を増やし、注目を集め、翌年にリリースされた1stアルバム『天使のささやき』は全英4位、全米39位まで上昇し、50万枚を売り上げるヒットとなった。日本でも、洋楽インディー系にしてはずいぶん話題になっていた記憶がある。
わたしはだいぶシビれていたものだ。今でも聴くとシビれる。
曲中に何度か出てくる、「んーーーーー、はぁっ!」というのがまたいいな。
(Goro)