【70年代ロックの名曲】
T.Rex
Dandy In The Underworld (1977)
T.Rex
Dandy In The Underworld (1977)
1977年3月にリリースされたアルバム『地下世界のダンディ』に収録されたタイトル曲だ。このアルバムが、T.レックスの最後のアルバムとなった。
マーク・ボランは生前、「若い頃にフランスで『魔女』と同棲していた」と話した。その魔女に「あなたは若くして成功を収めるけれど、30歳までに血まみれで死ぬだろう」と予言されたと言う。
彼は23歳の時にリリースしたシングル「ゲット・イット・オン」が全米9位の大ヒットとなり、アルバム『電気の武者』が全英1位になるなど、グラム・ロック・ブームの中心的存在として、時代の寵児となった。
しかし3年ほどでグラム・ロック・ブームは終わり、人気が凋落すると、彼は急激に肥え太り、アルコールやヘロインに溺れる日々を送った。
しかし体も絞って臨んだ、通算13枚目となるアルバム『地下世界のダンディ』では、もう一度復活を目指す決意みたいなものが感じられた。アルバムは好評で、全英26位と、3年ぶりにTop30に入った。
しかし、このアルバムをリリースした半年後、彼が30歳になる2週間前に、恋人の運転する車に乗っていて交通事故に遭い、魔女の予言通り、マーク・ボランは血まみれでこの世を去った。
運命とは、非情なものだ。
(Goro)