セックス・ピストルズ【名曲ベストテン】SEX PISTOLS Best 10 Songs
30年以上前、それまでに聴いていた音楽が一気に色褪せて思えたほど、初めて聴いたセックス・ピストルズは衝撃的だった。 ああ、ロックってこういうものだったんだ、とあらためて思ったほどだった。 でも、あれから30数年、わたしも様々な時代の様々なジャンルの音楽を聴いてきて、わたし...
30年以上前、それまでに聴いていた音楽が一気に色褪せて思えたほど、初めて聴いたセックス・ピストルズは衝撃的だった。 ああ、ロックってこういうものだったんだ、とあらためて思ったほどだった。 でも、あれから30数年、わたしも様々な時代の様々なジャンルの音楽を聴いてきて、わたし...
さて後編では、1996年~97年にリリースされたブリット・ポップの名曲・代表曲を紹介していきたいと思います。 【前編1994~95はこちらから】 ノーザン・アップロアー/フロム・ア・ウィンドウ(1996.01) Northern Uproar - From A Window グレーター・マ...
1990年代半ばにイギリスで巻き起こったブリット・ポップ・ムーヴメントは、94年の4月、オアシスが「スーパーソニック」でデビューし、ブラーが名盤『パークライフ』をリリースしたところから本格的にスタートしたと言えるだろう。 〈ブリット・ポップ〉の定義は様々だけど、簡単に言ってしまうと、60~70...
スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、米サンフランシスコで結成され、黒人、白人、男女混成のグループで1967年にデビューした。 曲はすべてリーダーのスライ・ストーンが書き、その楽曲は、ロック、ソウル、ファンク、サイケデリック、ポップ、ダンスなど様々な要素をミックスした、史...
わたしが最も好きなアーティストのひとり、ニール・ヤングについてはこれまでもいろいろな楽曲を取り上げて書いてきたけれど、今回はアルバムでベストテンを選んでみた(ライヴ盤は除外)。 ニール・ヤングがこれまでリリースしたオリジナル・アルバムは40作以上に及び、クレイジー・ホースと共演したグラ...
【カバーの快楽】 Saint Etienne - Only Love Can Break Your Heart セイント・エティエンヌは英ロンドン出身、女子ヴォーカルと、2人の男子キーボードという編成だった。 60~70年代のレトロ・ポップス風の楽曲や、クラブ系のダンス・ミュージック的...
【カバーの快楽】 Nick Cave – Helpless 1989年に発売された『ザ・ブリッジ~ア・トリビュート・トゥ・ニール・ヤング』に収録された、ニック・ケイヴによる名曲「ヘルプレス」のカバーだ。 このトリビュート・アルバムは、ヤング夫妻の子息も同じ障害を持つことから当時から夫妻...
米アラバマ州出身のハンク・ウィリアムスは、1947年にデビューし、1953年に29歳で世を去った。 彼は幼少の頃に黒人のストリート・ミュージシャンからギターを習ったことで、カントリー・ミュージックにブルースやスウィングの要素を自然に取り入れ、斬新でありながら、よりポップで親しみやすいス...
初期のマディ・ウォーターズの音楽は、今聴いても生々しく、刺激的で、圧倒される。 すべてのロックの父であるという意味で神様的な人物には違いないのだけれど、神様の音楽にしては、リアルすぎるし、エロすぎるし、熱い感情と、煮えたぎるようなエモとモジョを感じる。 彼の音楽からプンプン匂う生...
バズコックスの中心人物ピート・シェリーは、ロンドンで見たセックス・ピストルズに衝撃を受け、地元のマンチェスターにセックス・ピストルズを呼ぶ計画を立てた。 それが実現したのが1976年6月4日のマンチェスターのレッサー・フリー ・トレード・ホールにおける、セックス・ピストルズにとっても初...
The Rolling Stones "The Best Of Ballads" みなさんこんにちは。子供の頃から妄想好きだったゴローです。 前回の『ザ・ローリング・ストーンズ/ザ・ベスト・オブ・クソ・ロックンロール』もごく一部で熱烈な支持を頂きましたが、調子に乗って今回の妄想レコ...
1972年、リンダ・ロンシュタットのバック・バンドとしてロサンゼルスで集められた4人、グレン・フライ(vo,g)、ドン・ヘンリー(vo,dr)、ランディ・マイズナー(b)、バーニー・レドン(g)は、イーグルスとバンド名を付けて独立し、1972年にデビューした。 60年代に花開いた、自由...
1968年12月に撮影された、ローリング・ストーンズを中心とした映像作品『ロックンロール・サーカス』からの映像だ。 ザ・フー、ジョン・レノン、エリック・クラプトンなども出演した豪華な映像作品だったが、完成はしたもののなぜかお蔵入りとなった、幻の作品だった。 お蔵入りとなった理由は明らかにされて...
彼らが出てきた当時、会話の中で彼らのことを話すときには毎回「Lのほうのラッシュ」と言わなければならないのがめんどくさかったものだ。「ラッシュ」と言えばあのカナダのプログレ・バンドのRUSHのほうが有名だったからだ。 そのうちプログレなんて絶滅するから、「ラッシュ」と言えばLUS...
〈歌姫〉という言葉がこれほど似合う人もなかなかいないのではないか。 米西海岸の歌姫、リンダ・ロンシュタットは、カバー曲しか歌わないという特異なスタイルながら、70年代に大ヒットを連発した。 しかも安易にヒットが狙えそうな有名曲のカバーではなく、マイナーな佳曲や、忘れられた...
ジョニー・キャッシュはロックンロールが誕生した年、1955年にデビューした。 5千万枚以上のレコード・CDを売り上げたカントリー界のレジェンドとして知られるが、「ロックの反逆性とカントリーの哀愁」を併せ持ち、唯一無比のバリトン・ヴォイスでリアリティと説得力が強烈な歌を歌った。 ロ...
ジーザス・ジョーンズは、1989年にデビューした、英ロンドンのバンドだ。 80年代のロック、ハウス、テクノ、ヒップホップを融合させた彼らのサウンドは「デジタル・ロック」と呼ばれ、当時としては画期的だった。 今聴くと、これほど個性的なサウンドもない、とも言える。 わたしは80...
ザ・クランベリーズは、1992年にシングル「ドリームス」でデビューした、アイルランド出身のバンドだ。 ちょうど90年代ロック・ムーヴメントの真っただ中で、その上質なポップ・センスと、必要に応じてラウドにもメロウにもなれるバンド・サウンドは、当時のシーンにぴったりのバンドだった。 そし...
わたしは小学校5年生ぐらいから、テレビやラジオで音楽を楽しむようになったけれど、貧乏な我が家にはレコード・プレーヤーというものが無かった。中学生になると、同級生たちがレコードを貸し借りしているのを横目で見ながら羨ましく思っていたものだ。 ところが中1の3学期に、どういう経緯か知...
ピーター・ガブリエルは、1969年にジェネシスのヴォーカリストとして19歳でデビューし、75年に脱退。77年にソロデビューすると、電子楽器やコンピューターを使ったり、サンプリングを使ったり、アフリカ音楽の要素を取り入れたりと、独自のサウンドを追求した。 5枚目のアルバム『So』でその独自性...
ジョン・フォガティは、1968年にC.C.R.のリーダーとしてデビューした。 作詞作曲とリード・ヴォーカル、リード・ギター、その他あらゆる楽器をこなし、ほぼ彼のワンマンバンドだった。 デビューすると、わずか3年のあいだに6枚のアルバムを発表し、シングル・ヒットを連発した。 ...
【家族コラボの快楽】 Fogerty's Factory Have You Ever Seen the Rain? (2020) 売れてくるとアルマーニのスーツとかを着だすようなロック・ミュージシャンもいたけれど、ジョン・フォガティはどうやら生涯をネルシャツで通すようだ。 この動画で...
【60年代ポップスの名曲】 Steve Lawrence Go Away Little Girl (1962) キング&ゴフィン作品3連発の最後はこの曲だ。 これだけタイプの違った曲をいくつも書いてことごとく大ヒットさせた作曲家キャロル・キングの才能は、天才というかもはや神童とい...
【60年代ポップスの名曲】 Little Eva The Loco Motion (1962) 世界中で、そして日本でも、幅広い層に知られているこの名曲も、キャロル・キング&ジェリー・ゴフィンの作品だ。 19歳だったリトル・エヴァはキャロル・キング夫妻の家でベビーシッターとし...
【60年代ポップスの名曲】 The Shirelles Will You still Love Me Tomorrow (1960) シュレルズはニュージャージー州出身の4人組の女声コーラスグループだ。 この曲は全米1位となり、彼女たちの代表曲となった。 書いたのは、当時18歳のキ...
The Rolling Stones 『The Best of F××king Rock and Roll』 ブルース、カントリー、ソウル、ファンク、ディスコなどなど、たぶん、ロック史上最も音楽性の幅が広いバンドのひとつであるローリング・ストーンズだけれど、ビートルズみたいにアート化や複...
ブリティッシュ・ビート全盛時代の1965年にヤードバースのギタリストとしてデビューし、その後ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ、クリーム、ブラインド・フェイス、デレク&ザ・ドミノスと渡り歩き、ドラッグによる活動休止の後、74年に奇跡の生還を果たすなど、ギタリストとし...
【コラボの快楽】 Bob Dylan & Eric Clapton - Sign Language エリック・クラプトンの76年のアルバム『ノー・リーズン・トゥ・クライ(No Reason to Cry)』収録曲。 ボブ・ディランをゲストに迎え、彼が書き下ろしたのがこの曲で、クラプトンと...
わたしにとって「カッコいい女性ロッカー」と言ったら、シェリル・クロウにとどめをさす。 1994年のデビュー以来、カントリーに軸足を置いたシンガー・ソングライターとして、下手なハード・ロックやパンク・ロックの女子アーティストなど足元にも及ばない、圧倒的にカッコいい女子ロッカーであり続けて...
今回の【思わずジャケ買いしたくなる】シリーズは、〈インパクトが凄い顔ジャケ〉を集めてみました。 いつものように、ランキングは中身の音楽の評価ではなく、ジャケット・アートワークのみの評価です。評価の基準はわたくしゴローの変態的な好みと、頼りない美的センスによる独断となっています。 あまりのインパク...