【カバーの快楽】
Carpenters
Superstar (1971)
Carpenters
Superstar (1971)
オリジナルは、バンドマンへのグルーピーの恋心を歌った「グルーピー(Groupie)」という曲で、ロスアンゼルスの夫婦デュオ、デラニー&ボニーが歌ったものだ。
妻の方のボニーが、スワンプ・ロックの神様レオン・ラッセルと共作して書いた名曲で、1969年にシングルのB面として発表した。
目ざといリチャード・カンペンターが、TVでジョニー・カーソンとベット・ミドラーがこの曲を歌っているのを見たのだそうだ。こういうのを見つけるのも彼は実に上手いのだ。これも才能なのだろう。
カーペンターズ・バージョンではドギツい表現の歌詞を変えて、ファンのせつない恋心ということになっている。
デラニー&ボニーには申し訳ないけれども、カーペンターズのバージョンはやはり素晴らしい。
それはもう仕方がない。だいたい、カーペンターズがカバーして原曲を超えなかった例をわたしは一例も知らない。(※個人の感想です)
全米2位、全英18位と世界的なヒットとなり、日本のオリコンでも7位と、日本で彼らの名前を一気に広めることになった大ヒット曲だ。
Carpenters – Superstar
↓ 1969年に発表された、デラニー&ボニーのオリジナル。
Groupie (Superstar)
(Goro)