オアシス/ワンダーウォール (1995)【’90s Rock Masterpiece】
【90年代ロックの名曲】 Oasis Wonderwall (1995) オアシスのアルバムでは、2ndの『モーニング・グローリー』がダントツで好きだ。 90年代最高のロックアルバムのひとつだと思っている。 今聴くと冒頭の「Hello」からヘヴィなサウンドが胃に重すぎる感じがするけど、まあこれは...
メジャーからマイナーまで、クラシック・ロックの名曲や名盤をお薦めしたりしなかったりするブログです。(2025年9月『地上最強のロック』より改題)
【90年代ロックの名曲】 Oasis Wonderwall (1995) オアシスのアルバムでは、2ndの『モーニング・グローリー』がダントツで好きだ。 90年代最高のロックアルバムのひとつだと思っている。 今聴くと冒頭の「Hello」からヘヴィなサウンドが胃に重すぎる感じがするけど、まあこれは...
【90年代ロックの名曲】 Radiohead Fake Plastic Trees (1995) レディオヘッドのデビュー・シングル「クリープ」のインパクトは凄いものがあったが、しかしあの頃はまだ、あの時代にたくさんいた極端にノイジーでラウドなギターを鳴らすバンドのひとつぐらいに思っていた。 続...
【90年代ロックの名曲】 Oasis Supersonic (1994) オアシスはリアム・ギャラガー(vo)とノエル・ギャラガー(g)の、仲の悪さが始末に負えないギャラガー兄弟を中心とした英マンチェスター出身のバンドだ。 1994年にこのシングルでデビューし、15年の活動期間を経て、兄弟の仲...
【90年代ロックの名曲】 Blur Girls & Boys (1994) 1994〜97年にかけて英国で大流行したブリット・ポップ・ムーヴメントの火付け役となった名盤3rdアルバム『パーク・ライフ』からのシングルで、全英5位の大ヒットとなった。それまで今ひとつ伸び悩んでいたブラーの快進撃...
【90年代ロックの名曲】 Smashing Pumpkins Today (1993) 2ndアルバム『サイアミーズ・ドリーム』からのシングルで、米オルタナ・チャート4位のヒットとなった、ミディアム・テンポの感動的な名曲だ。 スマパンの曲で1番好きなのは? と訊かれたら、わたしはこの曲を挙げる...
11月13日にこのブログで公開した記事『母と闘う』の、その後を書こう。今回もロックとは何も関係ない。 母の認知症は会うたびに進行しているように思えた。メールも毎日何通も届いた。 「金が見つからない。盗まれた」というのもあれば「通帳とカードを返せ」というものもあれば、「明日...
ピクシーズは米国ボストンで結成された4人組だ。1988年にデビューし、1991年に解散した。そのインパクトの強さ、影響の大きさに比べ、わずか4年という短い活動期間だった。 ピクシーズを好きになれるかどうかは、その音楽性だけでなく、あの見た目が結構な難関だったりもする。 まあ端...
Primal Scream Velocity Girl (1986) 1分半ぐらいであっという間に終わってしまうこの曲は、プライマル・スクリームが1986年4月にリリースした2ndシングル「Crystal Crescent」のB面に収録された曲で、アルバム未収録曲となっている。 当時はまったく無...
【80年代ロックの快楽】 The Stone Roses I Wanna Be Adored (1989) これももう、35年も前の曲なのか。 嫌になるな。 嫌になるのは、いつのまにかわたしもそんなに年を取ったんだな、というおそろしく実感が無い事実に戸惑うことと、35年が経ってもこ...
R.E.M. (Don't Go Back To) Rockville (1984) R.E.M.が1984年4月にリリースした2ndアルバム『夢の肖像 (Reckoning)』からのシングルだ。 シングルの方はチャートにはかすりもしていないが、調べてみたらアルバムはなんと全米27位まで上がって...
My Bloody Valentine You made me realise (1988) またまた騒々しい曲で申し訳ない。 1stアルバム『イズント・エニシング』から遡ること3ヶ月前の1988年8月にリリースされた、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのクリエイション移籍後初のシングルだ。これが...
1988年、ニルヴァーナは地元の米ワシントン州シアトルのインディレーベル〈サブ・ポップ〉から、1stシングル「ラヴ・バズ」でデビュー、翌89年には1stアルバム『ブリーチ』をリリースした。 翌年にメジャーレーベルに移籍し、2ndアルバム『ネヴァーマインド』を発表する...
【90年代ロックの快楽】 Nirvana Come As You Are (1991) ニルヴァーナの代表曲と言えば「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」にちがいないし、あの一発でロックシーンがブッ飛ばされた感が当時もたしかにあった。 でもあれは従来のパンク・ロックやハード・ロッ...
このブログの最期にやろうと長年あたためていた企画を、ついに始めてしまった。【最強ロック名盤500】である。 そういえばこのブログも、開始から今年で15年になる。15周年記念ということにしよう。 ロックの名盤を1タイトルずつ、500回に渡って選んでいくという、壮大な企画である。その初回が一昨日...
ニルヴァーナは、オリジナリティ溢れる楽曲を多く残したが、彼らがカバーした楽曲についてもその独特の選曲が注目を集めた。 特にヴァセリンズやミート・パペッツといったバンドは、一般的にはまったく無名の存在だったが、カート・コバーンが深くリスペクトしていること、そして彼のあの独特なソングライティングの...
オリジナル・アルバムはたった3枚、ライヴ盤や編集盤を入れても10枚ちょっとしかないニルヴァーナに名盤ベストテンもないようなものだが、しかしあらためてそれらを聴いてみると、そのほとんどが名盤と言っても過言ではないほどのクオリティなのだから恐れ入る。 わたしにとってニルヴァーナは、あの大ブ...
仕事で信じられないほどアホなヘマをして、ひとまわり以上も年下の班長に厳しく叱責されながら、まだ還暦にもなってないのに早くも耄碌してきてるのかなどという情けない想いとこの先の漠然とした不安に萎縮したダンゴ虫みたいな気持ちになって工場の勤務を終え、母の家に向かう。 80歳の母は、3...
「ハックニー・ダイアモンズ」(2023) "Hackney Diamonds" (2023) The Rolling Stones いったいどうなっているのか、と呆れ返るほどの充実作である。 80歳のストーンズの18年ぶりのオリジナル・アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』が昨日リ...
その昔、レコード会社はできるだけ2枚組のオリジナル・アルバムなんか出したくはなかった。収録曲が多ければそれだけ制作に時間がかかるし、値段も高くなり、売れ行きが悪くなるからだ。 それでも出したということは、 ① アーティストが創作意欲に溢れ、素早く大量に曲が出来上がった。 ② 何を出しても売...
「アングリー」(2023) Angry (2023) The Rolling Stones すごいな。80歳だよ。 まさか今年80歳というミックとキースのストーンズが、本当にニュー・アルバムを出すなんて思ってもみなかった。 いや、もう何年も前から「ストーンズが新曲をレコーディング中」なんて...
さて、半年間にわたってストーンズの60年を聴き倒してきましたが、その総括の意味も込めて今回は、ストーンズの全オリジナル・スタジオ・アルバムの中から、ベストテンを選んでみました。 そしてついでに、各アルバムの収録曲から、わたしのベスト3曲も選んでみました。 ※【ストーンズの60年を...
デビュー以来、ストーンズがカバーしてきた楽曲の、そのオリジナルを発掘するこのシリーズのラストは、2016年にストーンズがリリースしたブルースのカバー・アルバム『ブルー&ロンサム』の全曲だ。 もともとカバー・アルバムを作るつもりでスタジオに入ったわけではなかったそうだが、古いヴィンテージ...
ザ・ローリング・ストーンズはもともと、米国のブルース・R&Bのカバー・バンドとして結成されたバンドだった。英国の白人の若者が米国の黒人音楽を演奏するということは当時としては画期的な試みであり、それがすなわちブリティッシュ・ロック誕生の原点となったのだ。 ストーンズがカバーしたその原曲を...
ザ・ドゥーリーズ/ウォンテッド (1979) The Dooley’s - Wanted 久しぶりにディスコ時代のメガヒットを。 イギリス出身のザ・ドゥーリーズは、6人兄妹に婿と他人を足した8人組で、1974年にデビューしたポップ・バンドである。 まあでも聴いた感じは女性ヴォーカルのディ...
「リヴィング・イン・ア・ゴーストタウン」 (2020) Living in a Ghost Town (2020) The Rolling Stones 2012年の「ドゥーム・アンド・グルーム」以来、8年ぶりとなった新曲だ。 「おれたちはみんな、ゴーストタウンに住んでいる」と歌う曲で、当時の新...
『HONK』(2019) “Honk” (2019) The Rolling Stones 結成40周年の『フォーティ・リックス』、50周年の『GRRR!』と、キャリアを総括するベストが続いたけれども、本作は71年以降のローリング・ストーンズ・レコードの楽曲のみの、CD2枚組36曲収録のベスト...
『ブルー&ロンサム』(2016) “Blue & Lonesome” (2016) The Rolling Stones ストーンズ初の、全曲カバーのアルバム。しかもブルースのみだ。 初めて聴いたときは、全体に晦渋で、知らない曲ばかりだし、サウンドも聴きやすくはないなという印...
『GRRRライヴ!』(2023) “GRRR Live!” (2023) The Rolling Stones ストーンズ結成50周年記念〈50&カウンティング・ツアー〉から、2012年12月15日のニュージャージー州のプルデンシャル・センターでの公演の模様を収録したライヴ・アルバム。...
『GRRR! グレイテスト・ヒッツ 1962-2012』(2012) “GRRR!” (2012) The Rolling Stones バンド結成50周年を記念したベスト・アルバムで、通常盤がCD3枚組50曲入り、他にCD4枚組80曲入り+ボーナスディスクのスーパー・デラックス・エディション...
『シャイン・ア・ライト』(2008) “Shine a Light” (2008) The Rolling Stones 2008年に公開された、ストーンズがNYのビーコン・シアターで行った慈善コンサートの模様を収録したドキュメンタリー映画のサウンドトラックだ。 監督はマーティン・スコセッシであ...