Goro一覧

ストーンズのカバー原曲を全発掘!【vol.1】Find Original The Rolling Stones Cover Songs

アルバム・シングルの録音年代順にザ・ローリング・ストーンズの歴史と変遷を辿る【ストーンズの60年を聴き倒す】というシリーズが進行中ですが、同時にこの【ストーンズのカバー原曲を全発掘!】という新シリーズでは、ストーンズが残した多くのカバー曲の原曲を紹介していきたいと思います。可能であればその全曲を...

鮮明な音質が嬉しい、初期ストーンズのリアルドキュメント【ストーンズの60年を聴き倒す】#15

『On Air』(2017) The Rolling Stones 『オン・エアー』は2017年にリリースされたアルバムだ。 ストーンズが1963〜65年にかけて出演したBBCのラジオ番組《サタデー・クラブ》《トップ・ギアー》《リズム・アンド・ブルース》などに出演した際のスタジオライヴを収録した...

バンドが猛反対したデビュー・シングル【ストーンズの60年を聴き倒す】#1

The Rolling Stones Sixty Years ザ・ローリング・ストーンズは、今年でレコード・デビュー60周年になる。彼らはわたしが生まれる前の年に「サティスファクション」で世界的なブレイクを果たした。それからずっと、わたしがよちよち歩きを始め、パパママと喋り出し、学校へ行き、生意気...

【追悼】トム・ヴァーレイン/パンクと芸術を両立させた鬼才

1973年にテレヴィジョンを結成した、トム・ヴァーレインとリチャード・ヘル(75年に脱退)、そしてトムの恋人となったパティ・スミス、このどこか文学と芸術の香り漂う3人のおかげで、NYパンクにはクールなアートのイメージが付きまとう。彼らがいなければパンクは、ロックンロールバカとジャンキーのイメージ...

【わたしの10大ギタリスト】My 10 Favorite Guitarists

わたしがロックバンド、またはロック・アーティストを初めて聴くときに、まず最初に気になるのが、ヴォーカルの声とギターの音だ。まあ大半のロック好きはそうじゃないかと思う。 わたしはギターを弾かないので技術的なことはわからないし、速弾きや超絶技巧にもまったく興味がない。上手くても下手でもどっ...

90年代ロック【必聴名盤10選】’90s Rock Greatest 10 Albums

1990’s 年代別に必聴の究極名盤を10枚ずつ選ぶシリーズの最終回、1990年代編です。 90年代はインディーズ・レーベルのアーティストたちによるオルタナティヴ・ロックが台頭し、80年代に隆盛を極めたMTVを中心としたメインストリームの、華やかで商売っ気たっぷりのロックをガンガン駆逐し...

80年代ロック【必聴名盤10選】’80s Rock Greatest 10 Albums

1980s パンク・ムーヴメントの嵐が吹き荒れた後に今度は”ニュー・ウェーヴ”という大波が襲うところから始まった80年代のロック・シーンは、電子楽器の普及も手伝って、それまでとは違うサウンドへと変化していく。 電子楽器の流行はもちろん当時のリスナーがそれを好んだからだが、新たなサ...

70年代ロック【必聴名盤10選】’70s Rock Greatest 10 Albums

1970s 年代別に必聴名盤を10枚ずつ選ぶシリーズの第3弾、1970年代編。 70年代は”ロック黄金時代”と呼ばれた、ロックが最も盛り上がった10年だった。アメリカでは内省的な歌を歌うシンガー・ソングライターたちが注目を集めることから始まり、カントリー・ロックが台頭し、イギリス...

50年代ロック【必聴名盤10選】’50s Rock Greatest 10 Albums

1950's 《ヒストリー・オブ・ロック》のスピンオフともまとめとも言えると思いますが、ここからは年代別に必聴の名盤を10枚ずつ選んでみようという趣旨で、今回は1950年代の必聴名盤を選んでみたいと思います。そしてこのあと、60年代、70年代、80年代、90年代と全5回にわたって、計50枚を選んで...

ヒストリー・オブ・ロック2005【最終回・ロックンロール誕生から50年】Greatest 10 Songs

2005 1955年に誕生したロックンロールは、この2005年で50周年を迎えた。キリもいいところなので、この【ヒストリー・オブ・ロック】のシリーズも今回で最終回としよう。 この2005~6年あたりはわたしはわりと熱心にリアルタイムのロックを聴いていた。 この時期にイギリスで起...

ヒストリー・オブ・ロック2004【甦る80年代】Greatest 10 Songs

2004 21世紀に入ってから停滞気味だった英国ロック・シーンは、フランツ・フェルディナンドの登場がカンフル剤となってようやく活性化し始めた。 彼らやブロック・パーティーを筆頭にした一大勢力は"ニューウェイヴ/ポスト・パンク・リヴァイヴァル"という長ったらしい呼び名で括られたが、...

ヒストリー・オブ・ロック 2003【流行のロックと流行無視のロック】Greatest 10 Songs

2003 世界各地で爆弾テロが多発し、米英が協力してイラクを攻撃したこの年、アメリカやオーストラリア、北欧あたりから出てくる新世代のガレージ・ロック・バンドに夢中になっていたのは本国のリスナーではなく、イギリスの若者たちだった。 アメリカでは相変わらずヘヴィ・ロック(ラウド・ロッ...

ヒストリー・オブ・ロック 2002【ロックが忘れかけていた、魂が震える感動】Greatest 10 Songs

2002 前年、突如として巻き起こった、ストロークスやホワイト・ストライプスなどアメリカのバンドによる「ロックンロール・リヴァイヴァル」は、主にイギリスで支持されたムーヴメントだった。本国アメリカでは相変わらずヘヴィ・ロックやポップ・パンクがセールスで圧倒していたし、そのガレージ・ロッ...

ヒストリー・オブ・ロック 2001【帰ってきたロックンロール】Greatest 10 Songs

2001 アメリカで同時多発テロが起こり、全世界に衝撃を与えたこの年が、21世紀の幕開けとなった。 わたしは前年に結婚しており、レンタルビデオ店の店長としても3年目となり、独身クズ時代の借金も過払い金の返還によってチャラになり、公私ともに安定した日々を送っていた。 前世紀末に流...

ヒストリー・オブ・ロック 2000【20世紀ロックの極限】Greatest 10 Songs

2000 2000年というのは21世紀最初の年ではなくて、20世紀最後の年なのだ、厳密に言うと。 20世紀で、若者に最も大きな影響を与えたカルチャーと言えるロックという音楽が、行き着くとこまで来た、進化の最終形態、極限の姿がこの年のロックというわけだ。 英国では当時天下人だった...

ヒストリー・オブ・ロック 1999【世紀末ロック】Greatest 10 Songs

1999 20世紀末のロック・シーンは、わたしにはやや閉塞感を感じるものだった。 ヘヴィ・ロック、ミクスチャー・ロック、ラップ・メタル、ヒップ・ホップ、ポップ・パンク、エモ、テクノ、アンビエント、ポスト・ロック、この時代に流行した数々の音楽のスタイルはわたしはどれもこれもイマイチ...

ヒストリー・オブ・ロック 1998【ロック空白期。。】Greatest 10 Songs

1998 "ロック空白期"などと言われた時代だ。 イギリスではブリット・ポップの流行も完全終了し、ほとんどマニックスが孤軍奮闘しているような状況だった。 アメリカでは90年代を席巻したオルタナティヴ・ロックの流行も終わり、やや地味めのシンガー・ソングライターや、プログレみた...

ヒストリー・オブ・ロック 1997【えっ、もうロックは終わり?】Greatest 10 Songs

1997 90年代アメリカのロックシーンを大いに盛り上げた"オルタナティヴ・ロック"のムーヴメントはすでに終わりを告げていた。イギリスもこの年限りで"ブリット・ポップ"の流行は終わりを告げる。 そんな中、この年最も注目を集めたのは、レディオヘッドの3rdアルバム『OKコンピュータ...

ヒストリー・オブ・ロック 1996【ポップと怒りと狂暴】Greatest 10 Songs

1996 イギリスは前年に引き続き”ブリット・ポップ”で賑やかだったが、しかしこのムーヴメントには批判的な意見も多くみられた。 シーンを牽引した才能豊かな一部のアーティストたちはともかくとして、ブームに乗じて次から次にデビューしてくる新人たちにはただ過去のブリティッシュ・ロックの下手...