お金持ちファンしか買えなかったコレクターズ・アイテムも今やサブスクで聴けるぜ【ストーンズの60年を聴き倒す】#51
『刺青の男』40周年記念エディション(2021) “Tattoo You” The 40th anniversary reissue (2021) The Rolling Stones 2021年に『刺青の男』の40周年記念エディションとして再発されたのが本作だ。『ロスト&ファウンド:レアリテ...
メジャーからマイナーまで、ロックが地上最強だった時代の名曲や名盤をお薦めしたりしなかったりするブログです。(2024年9月『ロックの快楽』より改題)
『刺青の男』40周年記念エディション(2021) “Tattoo You” The 40th anniversary reissue (2021) The Rolling Stones 2021年に『刺青の男』の40周年記念エディションとして再発されたのが本作だ。『ロスト&ファウンド:レアリテ...
『刺青の男』(1981) “Tattoo You” (1981) The Rolling Stones ツアーのスケジュールも決まっていたので、それまでにアルバムを出す必要があったが、ミックとキースの仲がどうにもよろしくないため曲が出来ず、仕方なく、過去にお蔵入りになっていた曲を探し出してきて...
『サッキング・イン・ザ・70’s』(1981) “Sucking in the Seventies” (1981) The Rolling Stones 1981年4月に発売された編集盤で、75年のベスト盤『メイド・イン・ザ・シェイド』の続編と考えていいのだと思う。 SIDE A Sha...
『エモーショナル・レスキュー』(1980) “Emotional Rescue” (1980) The Rolling Stones 前作から2年ぶりとなったアルバム『エモーショナル・レスキュー』は、1980年6月に発売された。 2年ぶりと間が少し長く空いたのは、前回の記事でも書いたが、『女たち...
『女たち〈デラックス・エディション〉』(2011) “Some Girls"[Deluxe Edition](2011) The Rolling Stones 2011年には『女たち』のアウトテイクから、12曲の未発表曲を追加収録したCD2枚組の〈デラックス・エディション〉が発売された。 D...
『女たち』(1978) “Some Girls” (1978) The Rolling Stones 1977年2月にトロントのクラブ、エル・モカンボでシークレット・ライヴを行うためにカナダ入りしたキースは、いつものようにしこたま打ち込んでホテルで泥のように眠っていた。 そこへカナダの騎馬警察...
『エル・モカンボ 1977』(2022) “El Mocambo 1977” (2022) The Rolling Stones 前回取り上げた『ラヴ・ユー・ライヴ』のC面〈エル・モカンボ・サイド〉に収録された4曲は、チェス・レコードの四天王をカバーした、ストーンズのルーツの再確認とも言えるも...
『ラヴ・ユー・ライヴ』(1977) “Love You Live” (1977) The Rolling Stones ちょうど1970年発売の『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト』が、当時加入したばかりのミック・テイラーのお披露目ライヴとなったように、1977年9月23日に発売されたこの『ラヴ・...
『ブラック・アンド・ブルー』(1976) “Black and Blue” (1976) The Rolling Stones 『ブラック・アンド・ブルー』のレコーディングは1974年12月に始まった。そして始まってすぐに、何があったかはわからないが、ミック・テイラーが脱退を宣言した。 その...
『メイド・イン・ザ・シェイド』(1975) “Made in the Shade” (1975) The Rolling Stones 1975年6月6日に発売された『メイド・イン・ザ・シェイド』は〈ローリング・ストーンズ・レコード〉設立以降、初めてリリースされたベスト・アルバムだ。 タイト...
『イッツ・オンリー・ロックンロール』(1974) “It's Only Rock'n Roll” (1974) The Rolling Stones アルバムのタイトル曲「イッツ・オンリー・ロックンロール」は、作者のクレジットに"Inspiration by Ronnie Wood”と、当時はフ...
「スカーレット」(2020) Scarlet (2020) The Rolling Stones feat. Jimmy Page 2020年に『山羊の頭のスープ』は、CD3枚組の「デラックス・エディション」として再発売された。これはサブスクでも聴くことができる。 Disc1は本編、そしてDis...
『山羊の頭のスープ』(1973) “Goats Head Soup” (1973) The Rolling Stones ローリング・ストーンズ・レコードからの第三弾、『山羊の頭のスープ』は1973年8月31日にリリースされた。 今回も68年の『べガーズ・バンケット』から共同作業が続いている...
『レディース&ジェントルメン』(2017) “Ladies & Gentlemen” (2017) The Rolling Stones 『レディース&ジェントルマン』はもともと、1972年のアメリカツアーから、テキサスでの4公演から構成したコンサート・フィルムで、19...
『メイン・ストリートのならず者』(1972) “Exile on Main St.” (1972) The Rolling Stones ファンや評論家が「ストーンズの最高傑作」として挙げるアルバムは大抵4タイトルに絞られる。『べガーズ・バンケット』『レット・イット・ブリード』『ステ...
『スティッキー・フィンガーズ』(1971) “Sticky Fingers” (1971) The Rolling Stones 本作はローリング・ストーンズ・レコード設立第1弾となったレコードであり、ブライアン・ジョーンズからミック・テイラーへの交替人事後の初めてのスタジオ・アルバ...
「コックサッカー・ブルース」 (1971) “Cocksucker Blues” (1971) The Rolling Stones 今回は番外編として、発売されなかった楽曲を取り上げることにする。発売されなかったのに、コアなストーンズ・ファンなら誰もが知り、人気の高い有名曲でもあるからだ。 ス...
『シングル・コレクション (ザ・ロンドン・イヤーズ)』(1989) “Singles Collection: The London Years” (1989) The Rolling Stones 1989年に3枚組CDとして発売された、ストーンズが60年代に英米でリリースしたシングルのA・B面...
『メタモーフォシス』 (1975) “Metamorphosis” (1975) The Rolling Stones ストーンズのDECCA在籍時代(1963〜70)の未発表音源を集めたアルバムだ。DECCA時代の著作権を握っていた元マネージャー(ミックに嫌われてクビになった)のアラン・クレイ...
『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト』 (1970) “Get Yer Ya-Ya's Out!” (1970) The Rolling Stones 1966年に米国で発売されたライヴ・アルバム『ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット!』はストーンズの意思を無視して発売されたとしてメンバー...
『スルー・ザ・パスト・ダークリー(ビッグ・ヒッツ Vol.2)』UK (1969) Through The Past, Darkly (Big Hits Vol. 2) UK (1969) The Rolling Stones ストーンズにとって2枚目となるベスト・アルバムは、『ビッグ・ヒッツ...
A) ホンキー・トンク・ウィメン B) 無情の世界 A) Honky Tonk Women B) You Can't Always Get What You Want The Rolling Stones Single 1969 デビュー以来初めての外部から招聘したプロデューサー、ジミー・ミラー...
『ロックンロール・サーカス』(1996) "Rock and Roll Circus"(1996) The Rolling Stones 『ロックンロール・サーカス』とは、『べガーズ・バンケット』のプロモーションを兼ねたTV用の音楽ライヴショーとしてストーンズが企画・製作した特別番組で、「ロック...
ロックの歴史を拓いたブリティッシュ・ビート・バンドたちには、大雑把に言うと、二派に分けられると思う。 一派はザ・ビートルズを筆頭とする、50年代のバディ・ホリー&ザ・クリケッツを手本としたような、ロックンロールを基底としたポップ指向のバンド。キンクス、ホリーズ、サーチャーズ、ジェリー&...
A) ジャンピン・ジャック・フラッシュ B) チャイルド・オブ・ザ・ムーン A) Jumpin' Jack Flash B) Child of the Moon The Rolling Stones Single 1968 デビュー以来、ストーンズのマネージャーであるアンドリュー・オールダムが音...
『サタニック・マジェスティーズ』(1967) "Their Satanic Majesties Request"(1967) The Rolling Stones このアルパムが好きだという人がいることも知っているし、価値観の多様性は当然認めるべきなので「問題作」ぐらいにとどめておいたほうがいい...
A) この世界に愛を B) ダンデライオン A) We Love You B) Dandelion The Rolling Stones Single 1967 1967年8月は、米国ではサンフランシスコを中心に、フラワー・ムーヴメント、ヒッピー・カルチャー、反戦運動、自由恋愛、そしてサイケデリ...
『ビトウィーン・ザ・バトンズ』(UK) 『Between the Buttons』(1967) The Rolling Stones 「夜をぶっとばせ」「ルビー・チューズデイ」の両A面シングルの発売から1週間後、1967年1月20日に英国でリリースされたのが5枚目のオリジナル・アルバム『ビトウィ...
A) 夜をぶっとばせ A) ルビー・チューズデイ A) Let’s Spend The Night Together A) Ruby Tuesday The Rolling Stones Single 1967 1967年1月11日に、両A面のシングルとして発売され、全英3位のヒットとなった...
ザ・ローリング・ストーンズはその活動当初から、米国のブルース・R&Bのカバーを中心としていたが、彼らがカバーしたその原曲を聴いてみるという、ロック史の原初へと遡る旅は、ルーツ・ミュージック入門にも最適と言えるし、実際わたしもそうやってその奥深い世界を知り、魅了されていったのだった。 こ...