ザ・ローリング・ストーンズ
【100グレイテスト・ソングス】#97
The Rolling Stones – I Got the Blues
【100グレイテスト・ソングス】#97
The Rolling Stones – I Got the Blues
71年の名盤『スティッキー・フィンガーズ』収録曲。
まあなにしろこのアルバムは名曲揃いだ。しかも革新的だった。
ミック・ジャガーは1995年のインタビューでこのアルバムについて「妙な感じだった。まったく新しい世界だったよ。『ベガーズ・バンケット』が一時代前のものに思えたぐらいさ」と語っている。
ゾクゾクするような言葉だ。革新的な音楽が出来上がる瞬間というのは、作っている本人たちですら「妙な感じ」なのだろう。まるで、見えざる手によって新しい世界へ連れて行かれるような感じなのかもしれない。
この曲は、60年代のサザン・ソウルを思わせるようなスタイルだけど、ちゃんとストーンズらしい大渋バラードに仕上げてある。
レコードでは間奏のビリー・プレストンによるハモンドオルガンがカッコいいけれど、このライヴ動画では、ボビー・キーズがサックスでソロを吹いている。
The Rolling Stones – I Got The Blues – The Marquee Club 1971