ザ・ローリング・ストーンズ
【100グレイテスト・ソングス】#99
The Rolling Stones – Mannish Boy
【100グレイテスト・ソングス】#99
The Rolling Stones – Mannish Boy
ストーンズのライヴ・アルバムにはよく、彼らのルーツを再確認できるようなカバー曲が入っていて、ファンにとってはそれが楽しみだったりもする。
77年のライヴ・アルバム『ラヴ・ユー・ライヴ』は、2枚組レコードで68年以降のストーンズのヒット曲満載のベスト盤みたいなライヴだけれども、そのC面だけはカナダのエル・モカンボという小規模のクラブで演奏された4曲のカバー曲で占められている。
マディ・ウォーターズの「マニッシュ・ボーイ」から始まり、ボ・ディドリー、ハウリン・ウルフ、チャック・ベリーと、すべてチェス・レコードのアーティストの曲で占められているという粋な選曲で、ファンには特に愛されたものだ。
ロック界の頂点に君臨して大威張りの彼らも、憧れの大先輩たちの名曲には深いリスペクトの想いを込めながら緊張感のある演奏しているのを聴くと、やはり胸が熱くなるものだ。
完璧なシカゴ・ブルース・スタイルの演奏、なによりミック・ジャガーの、鳥肌が立つようなものすごいヴォーカルが圧巻だ。
Mannish Boy (Live / Remastered 2009)
そして1981年に実現した、マディ・ウォーターズとストーンズの一夜限りの奇跡の共演。後半はちょっと飛び入りによってグジャグジャ感もあるけれども。
Muddy Waters & The Rolling Stones – Mannish Boy – Live At Checkerboard Lounge