
オアシス【名曲ベストテン】OASIS Best 10 Songs
英マンチェスター出身のオアシスは、リアムとノエルの、仲の悪さが始末に負えないギャラガー兄弟を中心としたバンドだ。 1994年4月にシングル「スーパーソニック」でデビューし、15年の活動期間を経て、兄弟の仲の悪さがMAXに達し、殴り合いの喧嘩の末に2009年に解散した。 8...
メジャーからマイナーまで、ロックが地上最強だった時代の名曲や名盤をお薦めしたりしなかったりするブログです。(2024年9月『ロックの快楽』より改題)
英マンチェスター出身のオアシスは、リアムとノエルの、仲の悪さが始末に負えないギャラガー兄弟を中心としたバンドだ。 1994年4月にシングル「スーパーソニック」でデビューし、15年の活動期間を経て、兄弟の仲の悪さがMAXに達し、殴り合いの喧嘩の末に2009年に解散した。 8...
プライマル・スクリームは1984年、クリエイション・レコードと契約し、12弦ギターの音色が特徴的で、ザ・バーズのヴォーカルをヘロヘロにしたようなシングル「オール・フォール・ダウン」でデビューする。 1stアルバムまではフォーク・ロック風のサウンドだったけれども、2ndでいきなり...
英マンチェスターで結成されたザ・ストーン・ローゼスは、1985年にシングル「ソー・ヤング」でインディ・レーベルからデビューした。 その後シングルを2枚出した後、ベーシストがマニに替わって最強布陣となると、1989年5月、当時絶滅寸前だった英国ロックシーンを救った奇跡の1stアル...
ジーザス&メリー・チェインは、ジム・リード(vo)とウィリアム・リード(g)の兄弟を中心に、1984年に英スコットランドで結成された。初代のドラマーは後にプライマル・スクリームを結成するボビー・ギレスピーだった。 彼らをリアルタイムで追いかけたわれわれの世代は、...
エルヴィス・プレスリーは、20世紀の半ばに世界中の若者たちを熱狂させた音楽「ロックンロール」の扉を開き、そのイメージを決定づけた、ロック史における最大のヒーローであり、シンボルである。この人の登場によって、地球はずいぶんにぎやかになったのだ。 彼の音楽には、異性へのロマンティッ...
カッコいいスポーツカーも持っていないし、ダンスをしてくれる女の子もいない。 流行のファッシュンも似合わないし、人とのコミュニケーションが大の苦手。 まともな社会人にもなる自信もなくて、生きていくことが不安でしょうがない。 そんな非リア充の若者たちのフラストレーションや反抗を...
キンクスは英ロンドン北部マスウェル・ヒルで、レイとデイヴのデイヴィス兄弟を中心に結成され、1964年にデビューした。 ビートルズ、ストーンズ、ザ・フー、そしてキンクスは、当時「4大ブリティッシュビート・バンド」と呼ばれた。 残念ながら現在では、ビートルズ、ストーンズ、フーに比べる...
1968年にデビューしたC.C.R.(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル)の音楽は、ロックンロールという音楽がそもそも、黒人のブルースと白人のカントリーを融合させて生まれた、アメリカの風土が育んだ音楽であることをあらためて思い出させてくれる。 アメリカの大地のそこか...
カレン・カーペンターはポップス史上最高の女性ヴォーカリストのひとりだとわたしは思っている。 よく伸びる高音を武器にする女性ヴォーカリストは多いが、カレンはその低音の美しさに比類が無い。そのうえ天才的なリズム感も感じさせ、いつ聴いてもその声の生々しい魅力に鳥肌が立つような感覚を覚...
ザ・ドアーズは、60年代アメリカのロックバンドでは、商業的にも最も成功したバンドだ。 それにしても、よくこんなダークなロックが売れたものだ。 わたしにとってドアーズと言ったら、史上初めての闇属性のロックバンドであり、文学と音楽の交配による突然変異的に生まれた、背徳的で畸形...
米テキサス州出身のジャニス・ジョプリンは、サンフランシスコのバンド、ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニーにヴォーカリストとして参加し、1967年にアルバム『ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニー』でデビューした。 ビッグ・ブラザーとはあと1...
今でこそ女性のシンガー・ソングライターなんてめずらしくもないけれども、その扉を開いたのはキャロル・キングだった。それどころか、中世から続く長い西洋音楽の歴史でも、初めて成功した女性の職業作曲家でもあった。 早熟の天才だったキャロル・キングのデビューは1958年、16歳のときで、...
米ニュージャージー州出身のディオンヌ・ワーウィックは、1962年に「ドント・メイク・ミー・オーヴァー」でデビューした。この曲はハル・デヴィッド(作詞)&バート・バカラック(作曲)による作品で、二人とも白人である。 「ドント・メイク・ミー・オーヴァー」は全米21位のヒット...
1960年代のアメリカで、わたしが一番好きなバンドがこのザ・バーズだ。 美しく透き通ったコーラスと煌めくようなギターが絡み合い、柔らかな耳あたりでありながらビート感もある独特のバーズ・サウンドは、当時世界を席巻していた英・米の2トップ、ザ・ビートルズとボブ・ディランの音楽を融合したよう...
シュープリームスは、米ミシガン州デトロイトで結成され、地元のモータウン・レコードから1960年にデビューした。 シュープリームスの最大の魅力はなんと言っても、ダイアナ・ロスのあの声だ。 他のメンバーには悪いが、あのダイアナの可憐な歌声はちょっと類を見ない。 モータウンの社長がダ...
米テキサス州出身のバディ・ホリーは、1956年に「ラヴ・ミー」でデッカからデビューした。 このシングルはあまり売れず、デッカはもう1枚だけシングルを出して、バディ・ホリーをクビにする。 翌年にコーラル・レコードに移籍すると、デッカで録音したものの「最悪の曲」と評価されてお蔵入りになっ...
1970年にデビューし、ボブ・ディランやビートルズ、R&Bやアメリカン・ポップスなどを消化した多彩なメロディーとリアルな歌詞による革新的な音楽で若者たちに絶大な支持を得、日本のポピュラー音楽に多大な影響を与えた破格の天才、吉田拓郎の名曲を50曲選んでみたいと思います。...
米ジョージア州メイコン出身のリトル・リチャードは、ロックンロールが生まれた年、1955年に「トゥッティ・フルッティ」の大ヒットで世界に降臨した。 爆風のような圧倒的なシャウトによる彼のロックンロールは、寝呆けたような毎日を送っていた若者たちに、目覚めよ!! とドヤしつけたのだった。 ...
わたしがスマッシング・パンプキンズの音楽に出会ったのはあの夢のような1991年、米国のオルタナティヴ・ロックと英国のインディ・シーンがリンクしながらムーヴメントとなって活況を呈し、次々とロック史に残る名盤が生まれ、ロックの新時代を告げた年だった。 1977年のパンク・ム...
ピクシーズは米国ボストンで結成された4人組だ。1988年にデビューし、1991年に解散した。そのインパクトの強さ、影響の大きさに比べ、わずか4年という短い活動期間だった。 ピクシーズを好きになれるかどうかは、その音楽性だけでなく、あの見た目が結構な難関だったりもする。 まあ端...
1988年、ニルヴァーナは地元の米ワシントン州シアトルのインディレーベル〈サブ・ポップ〉から、1stシングル「ラヴ・バズ」でデビュー、翌89年には1stアルバム『ブリーチ』をリリースした。 翌年にメジャーレーベルに移籍し、2ndアルバム『ネヴァーマインド』を発表する...
井上陽水はロックだ。 初期陽水の編曲を手掛けたのは元モップスのギタリスト星勝だったし、早い時期からロンドンやロサンゼルスで現地ミュージシャンとレコーディングしたりと、そのサウンドは当時の日本のフォーク/ロックのレベルを遥かに超えたクオリティだった。 それにあのブッ飛んだ歌...
わたしがロックバンド、またはロック・アーティストを初めて聴くときに、まず最初に気になるのが、ヴォーカルの声とギターの音だ。まあ大半のロック好きはそうじゃないかと思う。 わたしはギターを弾かないので技術的なことはわからないし、速弾きや超絶技巧にもまったく興味がない。上手くても下手でもどっ...
初期の吉田拓郎の"フォークシンガー"のイメージは実は彼の数あるうちの一面に過ぎず、もともとキャッチーな歌メロのポップソングを得意としていた吉田拓郎の書く歌謡曲は、自分で歌うための曲よりもさらにポップで、大胆な遊び心もあり、また別の魅力を放っている。わたしが吉田拓郎をただの天才ではなく...
1970年代前半に米ニューヨークで生まれたディスコ・ミュージックは、折からの流行に加え、1977年12月公開の映画『サタデー・ナイト・フィーバー』の大ヒットによって世界的ブームとなった。 主題歌の「ステイン・アライヴ」をはじめビー・ジーズによる6曲が全米1位の大ヒットとなり、アルバム『...
1960年代初頭のフォーク・ブームは、当時〈フォーク・ミュージック・リヴァイヴァル〉と呼ばれた。 「フォーク・ミュージック」は、古くから伝わる民謡や伝承曲、時事問題を歌にした「トピカル・ソング」、反体制的な「プロテスト・ソング」なども含めて、基本的にアコースティック・ギターやバンジョー...
米テネシー州メンフィス出身のビッグ・スターは、売れなかったバンドだ。 1972年に地元のレーベルからデビューし、2枚のアルバムをリリースし、74年に解散した。完全に名前負けしてしまったバンドだった。 3枚目のアルバムも録音され、プロモーション用の見本盤がプレスされたものの、ど...
ポップ・ミュージックから「メロディ」が重視されなくなって久しい、とわたしは思っている。 古い音楽にはだれもが口づさみたくなるようなわかりやすい歌メロがあった。 しかしヒップホップの隆盛や、ロックやポップスのすでに「やりつくした感」やスタイルの変化もあって、いつのまにか新たな「メロディ...
1992年、米国勢によるグランジ・ブームが世界を席巻し、英国ロックが停滞し始めた頃に救世主のように登場したのがスウェードだった。 ブレット・アンダーソンの中性的で妖艶なヴォーカルと、バーナード・バトラーのパンチ力と切れ味を備えたギターを中心にしたサウンドは、英国の王道ギター・ロックの待...
早熟の天才少女キャロル・キングは1958年、16歳のときに自作の曲でレコード・デビューした。 残念ながらヒットはしなかったが、翌年にクイーンズ・カレッジでジェリー・ゴフィンと出会い、17歳で早熟の出来ちゃった結婚をすると、昼間は秘書の仕事をしながら子育てもしつつ、空いた時間にジ...