ニック・ロウ/恋するふたり (1979)

Cruel to Be Kind - Wikipedia

【70年代ロックの名曲】
Nick Lowe
Cruel to Be Kind (1979)

60年代後半にキッピングトン・ロッジというバンドのヴォーカリスト兼ベーシストとしてデビューし、その後バンドはブリンズリー・シュウォーツと名前を変えて1970年に1stアルバムを発表する。ザ・バンドに影響を受けたバンドで、わたしはこのバンドもとても好きだ。

ブリンズリー・シュウォーツは3枚のアルバムを残して75年に解散し、その後のニック・ロウはプロデューサーとして、ダムドの1stやコステロやプリテンダーズのアルバムをプロデュースしたり、デイヴ・エドモンズとロックパイルというバンドを組んだり、そしてもちろんソロでもシングルやアルバムを出したりと、なかなかに忙しい音楽人生だ。

もともとこの曲はブリンズリー・シュウォーツ時代に書かれていて、1974年に録音されたもののお蔵入りになっていた曲だった。

ヒット曲が欲しかったニック・ロウは「ブリンズリー・シュウォーツ時代の曲で最もキャッチーで売れ筋だと思っていたこの曲を、バック・バンドにロックパイルを従えて、再録音することにした。

1979年7月にシングルとしてリリースすると、全英12位、全米12位まで上がり、ニック・ロウにとって最大のヒットとなった。

「君に優しくするためには、時に冷たくする必要がある(It’s cruel to be kind, in the right measure)」という歌詞だ。

ツンデレの歌ということかな。

ミュージック・ビデオは、ニック・ロウ自身の実際の結婚式の映像を使用した珍しいものだ。奥様はカントリー歌手のカーリーン・カーターだ。

(Goro)