レオン・ラッセル/マスカレード (1972)【’70s Rock Masterpiece】

カーニー

【70年代ロックの名曲】
Leon Russell
This Masquerade (1972)

レオン・ラッセルの3rdアルバム『カーニー』の収録曲。

1976年にジョージ・ベンソンがカバーして大ヒットしたので、世界的にはそのバージョンがよく知られている。

日本ではきっとカーペンターズのバージョンで知った人が多いと思う。わたしもそのひとりだ。

昔から人気が高く、いろんな人が歌ったりしているので、タイトルやアーティストを知らなくても、聴けば「あ、これ聴いたことある!」てなる人も多いはずである。

カレン・カーペンターの独特の低音の魅力がいかんなく発揮されるカーペンターズ・バージョンの出来はもう完璧という他ないので、初めて聴く人にはそっちを薦めたくなるけれども、このレオン・ラッセルの渋い声で歌われるオリジナル・バージョンももちろん素晴らしい。

憂いに満ちたエレガントなメロディの曲だけれども、それだけにならない味わい深い魅力がこのオリジナルにはあると思うのだ。

それにしても1分半もある謎のイントロはなんなのだろう、と思わないでもない。
それにしてもなぜゾンビメイクなのだろう、とも思うし。

↓ カーペンターズが1973年にリリースしたアルバム『ナウ&ゼン』に収録された絶品カバー。

↓ ジャズ・ミュージシャン、ジョージ・ベンソンが1976年4月に発表したカバー。全米10位のヒットとなった。

(Goro)