Eric Clapton
Cocaine (1977)
エリック・クラプトンの77年のアルバム『スローハンド(Slowhand)』のオープニング・トラック。ギター・リフがカッコいい、12小節のシンプルなブルースだ。
オクラホマ出身のシンガー・ソングライター、J.J.ケイルの1976年のアルバム『トルバドール』収録曲で、クラプトンがカバーして世界的に有名になった曲だ。
昔は、最初から最後までコカインを礼賛する歌詞だと思っていたので、変態の歌だと思っていたが、そうでもないらしい。一度のめり込んだらやめられない、とその危険性を歌っているという解釈もあるらしい。
クラプトンはソロ・デビュー・シングルでもJ.J.ケイル作の「アフター・ミッドナイト」をカバーしているし、その後も度々彼の曲をカバーしたり、いかにもケイル風の曲を書いたりしている。クラプトン自ら「影響を受けたアーティストを1人挙げるなら、J.J.ケイルだ」と公言しているほどだ。
J.J.ケイルは、米南部のルーツ・ミュージックの香りを漂わせながらも、都会的な洗練された作風の職人的ソングライターだった。華やかなスポットライトを浴びることを嫌い、隠遁生活をしながら、40年で14枚のアルバムを発表した。そして2013年に74歳でこの世を去った。
彼の音楽を愛するアーティストは多いが、中でもクラプトンはその筆頭で、何度もライブで共演し、ケイルの晩年には一緒にコラボ・アルバムも製作している。
↓ J.J.ケイルのオリジナル。
(Goro)