エミルー・ハリス/トゥゲザー・アゲイン (1975)

Elite Hotel

【70年代ポップスの名曲】
Emmylou Harris
Together Again (1975)

グラム・パーソンズに見出され、彼のアルバムで共に歌ったエミルー・ハリスは、カントリー・ロックという音楽にとっては、アダムとイヴのイヴみたいなものだ。

ぶっちゃけグラム・パーソンズのヴォーカルがちょっと心許ないので、彼女の歌声によってかなり助けられている感もある。

彼女はグラム・パーソンズの死後も、ロックの歌詞やエレクトリックなサウンドと伝統的なカントリー・ミュージックの融合を目指し、カントリー・ロックを継承した。

彼女はこう語っている。

「オーバーオールを着た子供たちや黒人たちが、カントリー・ソングに合わせて踊ったり、ジョージ・ジョーンズやマール・ハガードの歌を楽しんでいるのを見たいの。グラムはそういう本物のパフォーマーたちを愛していたから」

この「トゥゲザー・アゲイン」は、「アクト・ナチュラリー」でも有名なバック・オーウェンスのカバーだ。

歌いだしの「トゥゲーザー…」の透明感のある声にドキっとさせられる。
日本では車のCMにも使われていたので、耳にしたことのある方も多いのではないか。

TOPPOP: Emmylou Harris – Together Again (live)

(Goro)