デッド・ボーイズ/ソニック・リデューサー (1977)

Young, Loud And Snotty [12 inch Analog]

【70年代パンクの名曲】
Dead Boys
Sonic Reducer (1977)

ニューヨーク・パンクの殿堂〈CBGB〉に出演していたバンドのひとつ、デッド・ボーイズは1977年10月にアルバム『デッド・ボーイズ登場!!』でデビューした。この曲はそのオープニング・トラックで、彼らの代表曲だ。

1stアルバムの原題 “Young, Loud and Snotty” は、「若くて、うるさくて、薄汚い」という意味で、それこそまさにパンクにハマっていた20代はじめのわたしが求めていたものだった。

「デッド・ボーイズ」という名前もカッコいいし、わたしは当時そのアルバムを輸入CDショップや中古CD店などで探し回ったものだ。毎回買い物リストの上位に書き連ねていたが、結局当時は手に入らなかった。

やっとアルバムが聴けたのは、世の中がデジタル革命で新世界になってからで、わたしももう若者ではなかったけれども、それはまさに「若くて、うるさくて、薄汚い」というほかないパンク・ロックだった。

彼らはニューヨークで活動していたけれども、もともとはオハイオ州のクリーヴランド出身である。

クリーヴランドはニューヨークよりもデトロイトに近い。
なので、N.Y.パンクの中でも飛びぬけて騒々しくてアグレッシヴな音楽性の彼らはたぶんストゥージズやMC5などの影響を受けているのだろうと想像する。

超個性的なアーティストが多いN.Y.パンクの中でも、彼らはいちばんパンク・バンドらしいパンク・バンドという気がする。

万人にはお薦めしないが、若くてうるさくて薄汚いパンク・ロック好きの一部マニアの方にだけ、お薦めしたい。

(Goro)