Goro一覧

ストーンズのカバー原曲を全発掘!【vol.2】Find Original The Rolling Stones Cover Songs

さて今回は、ザ・ローリング・ストーンズが残した多くのカバー曲の、原曲を発掘し紹介していくシリーズの第2弾となります。(⇨第1弾はこちら) ストーンズにとってブルースやR&B、カントリーといったルーツ・ミュージックは彼らの音楽の根幹であり、それはまたすべてのロック・ミュージックの源泉でも...

4thアルバムは初の全曲オリジナルの力作。しかし迷走と崩壊の兆しも…【ストーンズの60年を聴き倒す】#18

『Aftermath』(1966) 
The Rolling Stones ストーンズの4枚目となるオリジナル・アルバム『アフターマス』は1966年4月に英国で発売された。 初の全曲オリジナル曲で構成されたアルバムであり、同時に初のステレオ録音盤でもあった。 SIDE A マザーズ・リト...

【きょうの余談】G-大将がわたしを”沼”に引き摺り込んだ

前回のクリント・イーストウッドの記事にコメントをいただいた”G-大将”は、わたしの古い友人で、自ら経営する飲食店”GANJA”の大将だ。わたしが17歳のときに飲食店のバイト先で知り合った、2つ年上の先輩だった。もうかれこれ40年にもなろうかという付き合いだ。 彼のコメントに返信...

ストーンズのカバー原曲を全発掘!【vol.1】Find Original The Rolling Stones Cover Songs

アルバム・シングルの録音年代順にザ・ローリング・ストーンズの歴史と変遷を辿る【ストーンズの60年を聴き倒す】というシリーズが進行中ですが、同時にこの【ストーンズのカバー原曲を全発掘!】という新シリーズでは、ストーンズが残した多くのカバー曲の原曲を紹介していきたいと思います。可能であればその全曲を...

鮮明な音質が嬉しい、初期ストーンズのリアルドキュメント【ストーンズの60年を聴き倒す】#15

『On Air』(2017) The Rolling Stones 『オン・エアー』は2017年にリリースされたアルバムだ。 ストーンズが1963〜65年にかけて出演したBBCのラジオ番組《サタデー・クラブ》《トップ・ギアー》《リズム・アンド・ブルース》などに出演した際のスタジオライヴを収録した...

バンドが猛反対したデビュー・シングル【ストーンズの60年を聴き倒す】#1

The Rolling Stones Sixty Years ザ・ローリング・ストーンズは、今年でレコード・デビュー60周年になる。彼らはわたしが生まれる前の年に「サティスファクション」で世界的なブレイクを果たした。それからずっと、わたしがよちよち歩きを始め、パパママと喋り出し、学校へ行き、生意気...

【追悼】トム・ヴァーレイン/パンクと芸術を両立させた鬼才

1973年にテレヴィジョンを結成した、トム・ヴァーレインとリチャード・ヘル(75年に脱退)、そしてトムの恋人となったパティ・スミス、このどこか文学と芸術の香り漂う3人のおかげで、NYパンクにはクールなアートのイメージが付きまとう。彼らがいなければパンクは、ロックンロールバカとジャンキーのイメージ...

誰よりも”最先端”だったドラマー【追悼】高橋幸宏(1952-2023)

我が家にステレオコンポがやってきたのはわたしが中学一年生のときだった。周囲の友人たちがいろんなレコードを買って自慢しあってるのをうらやましく思っていたので、念願のことだった。 母親と連れ立って初めてレコードショップに行き、母親はシルヴィ・バルタンのレコードを買い、わたしは発売さ...

RCサクセション【名曲ベスト30】RC SUCCESSION Best 30 Songs

RCサクセションはリード・ヴォーカル&ギターの忌野清志郎、ギターの破廉ケンチ、ウッドベースの林小和生という中学の同級生3人で結成され、1970年3月にシングル「宝くじは買わない」でデビューした。 彼らの楽器はすべてアコースティック楽器で、当時流行のフォーク・グループのような体裁...

RCサクセション【名盤ベストテン】RC SUCCESSION Best 10 Albums

わたしがRCサクセションを知ったのは中二のときだ。1980年のことである。 当時、シングルでリリースされたばかりだった「トランジスタ・ラジオ」をラジオで聴いて、一瞬で好きになった。あの少年のようなユニークな声、当時流行のニューウェイヴ的なサウンド、そして中二の心に見事に突き刺さ...

井上陽水【名曲ベスト40】YOSUI INOUE Best 40 Songs

井上陽水はロックだ。 初期陽水の編曲を手掛けたのは元モップスのギタリスト星勝だったし、早い時期からロンドンやロサンゼルスで現地ミュージシャンとレコーディングしたりと、そのサウンドは当時の日本のフォーク/ロックのレベルを遥かに超えたクオリティだった。 それにあのブッ飛んだ歌...

井上陽水【名盤ベストテン】YOSUI INOUE Best 10 Albums

吉田拓郎、泉谷しげるときたら、次は井上陽水しかいないだろう。 デビューは拓郎が1970年、泉谷は1971年。陽水は二人より早く、アンドレ・カンドレの名前で1969年にデビューするものの成功を得られず、1972年に井上陽水の名前で再デビューした。ちょっと遠回りしたが、しかし結果的には2人...

【わたしの10大ギタリスト】My 10 Favorite Guitarists

わたしがロックバンド、またはロック・アーティストを初めて聴くときに、まず最初に気になるのが、ヴォーカルの声とギターの音だ。まあ大半のロック好きはそうじゃないかと思う。 わたしはギターを弾かないので技術的なことはわからないし、速弾きや超絶技巧にもまったく興味がない。上手くても下手でもどっ...