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AC/DC
“Let There Be Rock” (1977)
わたしはヘッドバンギングなどという恥ずかしい行為をすることはまず無いが、気づいたらいつの間にかバンギングしていて頭がボーッとなっていたりするのは、AC/DCを聴いているときにほぼ限られる。
マルコムとアンガスのヤング兄弟によるギターのリフとソロにはどうも催眠作用があるようだ。
中でもこの『ロック魂』はAC/DCのアルバム中でも特にヘッドバンギングを引き起こす催眠成分が多く含まれているので注意が必要だ。
本作は1977年3月にリリースされたAC/DCの通算4枚目のアルバムであり、彼らがはっきりとハード・ロック路線へとシフトした内容となっている。
【オリジナルLP収録曲】
SIDE A
1 ゴー・ダウン
2 仲間喧嘩はやめようぜ
3 ロック魂
4 バッド・ボーイ・ブギ
SIDE B
1 素敵な問題児
2 オーヴァードウズ
3 地獄は楽しい所だぜ
4 ホール・ロッタ・ロジー
A3「ロック魂」、A4「バッド・ボーイ・ブギー」、B3「地獄は楽しい所だぜ」、B4「ホール・ロッタ・ロジー」など、その後のライヴの定番として人気が高い曲も収録され、一生ギターで遊び続ける兄弟の無邪気で腕白なプレイを心ゆくまで堪能できる、初期の傑作である。
「AC/DCなんてどれもこれも同じような曲ばっかり!」という人もあるだろう。この後もう何年かすると、もう少しポップ・ソングの体裁を取り入れた、曲の違いがわかりやすい形をとるようになるが、本作はそうなる前のAC/DCの根っこの部分の、真にプリミティヴでヘヴィな、”ハード・ロックンロール”の姿をそのまま晒しているアルバムだ。どれもこれも同じような曲なので、どれもこれも最高である。
これを書きながらもちろん本作を爆音で聴いているが、どうにもヘッドバンギングが止まらないのは、困ったものである。
↓ 本国オーストラリアでヒットしたタイトル曲「ロック魂」。
↓ ヴォーカルのボン・スコットが、120kgのタスマニア人女性、ロジーと一夜を過ごした実話が歌われた「ホール・ロッタ・ロジー」
(Goro)