Abba
Gimme! Gimme! Gimme! (A Man After Midnight) (1979)
日本ではディスコ・ブーム真っ盛りの時代だったが、わたしはまだ中学生だったため、ディスコに行くこともなかったし、その後もディスコ・ミュージックにハマることはなかった。
でもアバだけは別格的に好きだった。
同級生の友達がダビングしてくれたカセットテープを何度も何度も聴いていた。そのカセットが、この「ギミー・ギミー・ギミー」から始まる『グレイテスト・ヒッツ vol.2』だった。
「ギミー・ギミー・ギミー」はこのアルバムと同時発売されたシングルで、本国スウェーデンで16位、全英チャートで3位、日本のオリコン・チャートではなんと11週連続1位と、その頃の日本での人気の凄さがよくわかる。
そう言えばわたしよりもずっと早く、アバを好きになっていた同級生の女の子がいた。小学生なのに、可愛いというよりもキレイな、背の高い女の子だった。
わたしは彼女の影響でアバを聴き始めたのだった。愛の力は偉大なり。
当時のわたしはディスコ・ミュージックとロック・ミュージックの区別すら知らず、アバもブロンディもクイーンもチープ・トリックも、同じようなものだと思って聴いていた。
もしかするとそれは今でもあまり変わっていないかもしれない。
「ギミー・ギミー・ギミー」は、カッコいいイントロが印象的だった。
このイントロは、マドンナが2005年に発表した「ハング・アップ!」でサンプリングされたことでも話題になった。
(Goro)