【70年代パンクの名曲】
Johnny Thunders & The Heartbreakers
Chinese Rocks (1977)
Johnny Thunders & The Heartbreakers
Chinese Rocks (1977)
元ニューヨーク・ドールズのジョニー・サンダースとジェリー・ノーラン、ハートブレイカーズに少しだけいたリチャード・ヘル、そしてラモーンズのディー・ディー・ラモーンと、NYパンクを代表するアーティストたちが4人で共作した、まるでNYパンクのシンボルのような神曲だ。
チャイニーズ・ロックスとは隠語でヘロインのことを指すらしい。
おれはチャイニーズ・ロックスで生きている
おれの大事なものは全部質屋にある
(written by Hell/Ramone/Nolan/Thunders)
まあそういうアホな歌詞の、最高のロックンロール・ナンバーだ。
ロックンロールの名曲がアホな歌詞というのはちっともめずらしくない。
アホな歌詞で名曲をつくるというユーモアのセンスこそがロックンロールの魅力でもあるのだ。
しかし残念ながらジョニー・サンダースはそのアホな歌詞の通りに生きてしまい、38歳でニューオーリンズのホテルで、チャイニーズ・ロックスだかなんだかのオーバードーズで死んだ。
アホな奴だ。
アホすぎて泣けてくる。
(Goro)