Deep Purple
Smoke on the Walter (1972)
ディープ・パープルの超有名盤『マシン・ヘッド』に収録された、彼らの代表曲だ。シングル・カットされ、全米4位の大ヒットとなった。
このブログにハードロックが少ないのは、わたしがそっち方面をあまりよく知らないからだが、さすがにこの曲や「ハイウェイ・スター」は知っている。アルバムは聴いたことないけれども。
『マシン・ヘッド』のレコーディングは、当時のイギリスの重税から逃れるために、スイスまで行ってカジノや劇場の複合施設のような建物で行われていた。
その制作中に、隣の劇場でフランク・ザッパのライヴが行われ、観客による照明弾だか花火だかの発砲で施設が火事になるという事件があった。この「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は、そんな『奇跡体験!アンビリバボ-』みたいな体験を歌にしたものだ。
先日、家の中で娘(15)とすれちがったときに、娘が小さく鼻歌で「バッバッバー、バッバッババー」と、この曲の世界一有名なイントロを歌っていて驚いたものだ。
「それなんの曲?」と訊いても「なんだっけ? 知らん」というので、スマホで「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を聴かせてみると「ああ、それだ」と言う。どこで聴いたのだったかは覚えていないそうだが。
日本でも熱狂的に愛されたディープ・パープルの代表曲は、発売から45年が経ってもちゃんと日本の子供たちにも聴き継がれていますよ、とリッチーさんに教えてあげたいものだ。
(Goro)