【70年代ポップスの名曲】
Carpenters
(They Long To Be) Close To You (1970)
Carpenters
(They Long To Be) Close To You (1970)
バート・バカラックとハル・デヴィッドによって書かれた曲だ。
1963年に俳優のリチャード・チェンバレンが録音し、翌年にはディオンヌ・ワーウィックも歌っている。
カーペンターズはリズムを少し変えたのと、やはりカレンの声 (とくに低音の美しさ)が奇跡のようにぴったり合ったせいか、4週連続全米1位という大ヒットになり、カーペンターズのブレイク作となった。
それにしてもこのバート・バカラックという作曲家の才能は素晴らしい。
稀代のメロディメーカーとして、この曲以外にも「雨にぬれても」「小さな願い」「ニューヨークシティ・セレナーデ」等が有名だ。
彼の曲には、大衆的なポップスでありながら、同時になんとも言えない気品がある。
流行とは関係なく愛される、優れた職人アートの工芸品のようだ。
↓ 全米1位の大ヒットなった、カーペンターズ版。初期のカーペンターズはカレンがドラムを叩きながら歌っていた。
↓ 1963年に発表された、リチャード・チェンバレンのオリジナル版。
↓ 1964年発表の『メイク・ウェイ・フォー・ディオンヌ・ワーウィック』に収録されたディオンヌ版。
(Goro)