ジャクソン・ブラウン/孤独なランナー (1977)

Running on Empty (song) - Wikipedia

【70年代ロックの名曲】
Jackson Browne
Running on Empty (1977)

ジャクソン・ブラウンは、派手ではないが、真摯で内省的な音楽を書く印象のアーティストだ。

ちょうどこの当時、「東(ニュージャージー)のブルース・スプリングスティーン、西(カリフォルニア)のジャクソン・ブラウン」などと、同世代で歌詞に重きを置くシンガー・ソングライターとして比較されたらしい。育った環境は遠く離れているけれども、たしかにどこか共通したものを感じる。スプリングスティーンは生まれたときから走っているし、ジャクソン・ブラウンも太陽に向かって走り続けていたのだ。

わたしは若い頃からスプリングスティーンが好きだったけど、ジャクソン・ブラウンは聴いてこなかった。ただ、この曲だけはなぜか偶然に知って、若い頃から好きな曲だ。
「孤独なランナー」という孤独な若者心をくすぐるタイトルのせいもあっただろうけど、気に入っていたのだ。

この曲は1977年12月にリリースされたアルバム『孤独なランナー』のタイトル曲で、全米11位のヒット・シングルとなった。

ジャクソン・ブラウンは現在、76歳だ。

どうなんだろう。

孤独なランナーは、76歳になってもやっぱり孤独なままなのだろうか。
そんなことが気になる年齢に、わたしもなってきた。

Jackson Browne — "Running On Empty"

(Goro)