Phoenix
Long Distance Call (2006)
フェニックスは、フランスのヴェルサイユ出身のロック・バンドだ。
フランスは「ロック不毛の地」なんて呼ばれたりもするらしいけれども、フェニックスはイギリスはもちろんアメリカでも売れ、グラミー賞を取ったりと、世界的な活躍をしている稀少なバンドだ。
しかしそもそも「芸術の都」なんて言われる国から逆になぜ世界的に通用するロック・バンドがほとんど出てこなかったのかなと不思議にも思う。
やっぱり、言葉の違いだろうか。
いや、歌詞の意味が伝わらないということよりも、そもそもロックンロールのメロディもビートも、英語のイントネーションや響き、性質が土台となって作られているものだからだろう。
だから英語以外のどんな言語を乗せても、必然的に違和感が出てきてしまうのだ。もちろん、日本語のロックも。われわれ日本人はもう慣れてしまっているのでそれほど違和感を感じなかったりもするけど、海外の人が聴けばやっぱりすごく違和感があるのだろうと思う。
なのでフェニックスは、自作のほとんどの楽曲を英語で歌っている。その理由を彼らは「幼少期から聴いてきたアメリカやイギリスのロックやポップスがすべて英語だったため、ロックやポップスを書くなら英語が自然だった」と語っている。
それが彼らのグローバルな活躍につながっているので正解だったのだろうけれども、フランス国民はどう思ってるんだろうなあ。
この曲は彼らの3rdアルバム『It’s Never Been Like That』からのシングルだ。
(Goro)
