【80年代ロックの名曲】
Cheap Trick
If You Want My Love (1982)
Cheap Trick
If You Want My Love (1982)
ヴォーカルのロビン・ザンダーと共にイケメンのフロント枠を担当したベースのトム・ピーターソンの脱退直後の1982年4月に発表されたシングルだ。全米45位が最高位なので、大ヒットまではいかない。小ヒットぐらい。
ビートルズ風のメロディ・ラインやハーモニーを使いつつ、この時代に合わせたゴージャスなアレンジで新境地を開いた。12弦ギターの響きが美しい。
チープ・トリックはビートルズの影響が濃いバンドと思われがちであるが、しかしギターのリック・ニールセンはこう言っている。「ビートルズは60年代のチープ・トリックだ」。
リックはバンドのソングライターであり、名曲も多く書いているが、こうも言っている。
「つまらない曲も山ほど書いてる。たぶん、持久力があるってことじゃないかな」。
持久力は大事なことだ。
この曲なんかを聴くと、チープ・トリックってその後アメリカで出てきた、ライト・メタル・バンドたちへも影響を与えたのかな、なんて思う。
Cheap Trick – If You Want My Love (Official Video)
(Goro)