Oasis
Whatever (1994)
たぶん日本では、この曲がオアシスのいちばん有名な曲なんじゃないかと思う。
大和証券やトヨタ、ソニー、アサヒ、ファミマなどのCMや、TV番組でもよく使われていたのを耳にしたものだ。
ノエル・ギャラガーはこの曲が日本で特に人気が高いことを知っていて、それを不思議に思いながらも、来日時のライヴでは演奏するようにしていたそうだ。
日本ではドラマの主題歌やCMなどに楽曲を使う、いわゆる「タイアップ」という戦略でポップ・ソングは売り出されたものだ。
わたしは2000年代にレンタルショップの店長をやっていて、CDも扱っていたのでよく憶えているけれども、タイアップなしでヒットするシングルCDというのは極めて稀で、新譜の発注をするときには、どんなタイアップがついているかで発注枚数の指針にしていたものだった。
この曲はオアシスの1stアルバムと2nd『モーニング・グローリー』のあいだにあたる、94年の12月に発売されたシングル曲だ。オリジナル・アルバムには収録されなかった。
全英3位のヒットとなり、その後に発表された『モーニング・グローリー』での世界的な成功へつながるステップとなった。
ストリングスを導入したアレンジが印象的だが、演奏しているのはなんと名門ロンドン・フィルハーモニー・オーケストラのメンバーである。(トップ・メンバーかどうかまではわからないが)。
MVはその名門ロンドン・フィルとオアシスの共演だ。
あの傍若無人なマンチェスターのヤカラたちが、心なしかいつもより行儀よく見えるのが微笑ましい。
(Goro)
