【60年代ロックの名曲】
The Who
Substitute (1966)
The Who
Substitute (1966)
ヘンな邦題だけど、原題の”Substitute”とは「代理」「代用」「代役」というような意味らしい。
「おれは君の本当の恋人じゃなくて誰かの代わりだし、背が高く見えるのは高い靴を履いてるからだし、若く見えるだろうけど実は中身は時代遅れの男なのさ」と、なにからなにまでニセモノで、ウソで、インチキなんだみたいな、ユーモラスだけど意外と核心をついてくる歌詞だ。
鋭く深い歌詞を天才的なポップセンスでキャッチーなロックナンバーにする、ピート・タウンゼントの真骨頂のような曲だ。イントロのピートのギターを合図にキース・ムーンのドラムが弾け、バンドが一体となって強い推進力でグイグイ突進していくようなリフが超カッコいい。
66年でこれは凄い。斬新すぎるし、カッコ良すぎる。
日本の若者よ、これがザ・フーだ。
The Who – Substitute
↓ ラモーンズの1993年リリースのアルバム『アシッド・イーターズ』に収録されたカバー。演奏は最高だがMVは意味不明。
Ramones – Substitute
(Goro)