The Rolling Stones
“The Best Of Ballads”
みなさんこんにちは。子供の頃から妄想好きだったゴローです。
前回の『ザ・ローリング・ストーンズ/ザ・ベスト・オブ・クソ・ロックンロール』もごく一部で熱烈な支持を頂きましたが、調子に乗って今回の妄想レコードは、ストーンズのバラードのみを集めた10曲です。
ちょうど秋から冬に変わろうとしている現在の季節にピッタリな10曲になったのではないかと思います。
例によってアナログ・レコードとして販売されることを妄想して、A面・B面とも曲順にこだわりました。
CDまたはカセットテープで、高速道路のサービスエリアにでも売ってたらサイコーだと思います。定価は1,200円ぐらいかな。
それでは早速、A面のオープニング・トラックから聴いてみましょう。
Winter(1973)
73年の名盤『山羊の頭のスープ(Goats Head Soup)』収録曲。クリスマス・ソングのようだけど、どちらかというと粉雪が舞う冬の荒野が目の前に拡がるような、壮大なバラードだ。
As Tears Go By(1965)
元々は当時17歳のマリアンヌ・フェイスフルのデビュー曲として書かれた曲で、これはストーンズのセルフカバー。
キースのアコギと弦楽四重奏のみのアレンジで、シンプルながら深い味わいのある曲だ。全米6位のヒットとなった。
Angie(1973)
ストーンズとしては異色の、フォーク・バラードのような抒情的な楽曲。『山羊の頭のスープ』からシングル・カットされ、全米1位に輝いた大ヒット曲だ。
Time Waits for No One(1974)
74年の『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』収録曲。「時は誰のことも待ってくれない」という、時間の残酷さを歌った歌だ。
ミック・テイラーによるギター・ソロも素晴らしい、隠れた名曲だ。
Memory Motel(1976)
76年のアルバム『ブラック・アンド・ブルー』収録曲。
ミックとキースがリード・ヴォーカルを分け合って歌うバラードだ。沁みる。
そして、ここでレコードをひっくり返して、B面に行きます。
Heart of Stone(1964)
1964年に全米19位となったシングルで、ジャガー&リチャーズによって書かれた最初期の作品。サザン・ソウルのようなディープなバラードだ。
No Expectations(1968)
1968年の名盤『ベガーズ・バンケット』収録曲。
最初の出会いからミックとキースが惚れ込んだ、ブライアン・ジョーンズのスライド・ギターが美しく鳴り響く。ブライアンにとって、これが最後の録音となった。
Beast of Burden(1978)
ストーンズのアルバム史上最も売れた78年の『女たち(Some Girls)』からの2ndシングルで、全米8位のヒットとなった。
ライヴでもお馴染みの人気曲。
Streets of Love(2005)
世界各国でヒットし(日本でもオリコンチャート5位)、音楽メディアでも高い評価を得た2005年のアルバム『ア・ビガー・バン(A Bigger Bang)』収録曲。
「ラフ・ジャスティス」と両A面シングルとして発売され、全英15位、スペインでは1位など、各国でトップ20ヒットとなり、携帯電話のCMでも使用された。
Shine a Light(1972)
ラストを飾るのは1972年の名盤『メイン・ストリートのならず者』収録の名バラード。ミックとレオン・ラッセルによる共作と言われている。ドラムはジミー・ミラー、ギターとベースをミック・テイラーが弾いている。
マーティン・スコセッシ監督による2008年公開の映画『シャイン・ア・ライト』のタイトル曲にもなった。
選んだ10曲がぶっ続けで聴けるまとめ動画集をYouTubeで作成しました。
↓まとめ動画集
ぜひお楽しみください。
(Goro)