『ブリッジス・トゥ・ブレーメン』(2019)
The Rolling Stones
本作は1997年〜98年にかけて行われたブリッジス・バビロン・ツアーの終盤、98年9月のドイツのブレーメンでの公演を収録したものだ。”公式ブートレッグ”という位置付けがされているが、要は海賊版対策で出されたものということか。
- I Can’t Get No) Satisfaction
- Let’s Spend the Night Together
- Flip the Switch
- Gimme Shelter
- Anybody Seen My Baby?
- Paint it, Black
- Saint of Me
- Out of Control
- Memory Motel
- Miss You
- Thief in the Night
- Wanna Hold You
- It’s Only Rock’n Roll
- You Got Me Rocking
- Like A Rolling Stone
- Sympathy for the Devil
- Tumbling Dice
- Honky Tonk Women
- Start Me Up
- Jumpin’ Jack Flash
- You Can’t Always Get What You Want
- Brown Sugar
最新作『ブリッジス・トゥ・バビロン』から5曲、あとはわりとお馴染みの曲がほとんどだ。演奏は相変わらずラフなものでサウンドも前回のヴードゥー・ラウンジ・ツアーの印象とそう変わらない。良いとも悪いともなんとも言えないが、ミックの声や歌い方は少し変わった気がする。好みの問題かもしれないが『ブリッジス・トゥ・バビロン』からの曲は、「フリップ・ザ・スウィッチ」を除いてはあまりライヴ映えしているとは言い難いように思った。
そしてこの5ヶ月後に同じツアーからもう一枚、ライヴ盤がリリースされている。
『ブリッジス・トゥ・ブエノスアイレス』(2019)
The Rolling Stones
98年4月にアルゼンチンのブエノスアイレスで行われた公演を収録したものだ。これも”公式ブートレッグ”というやつである。
- (I Can’t Get No) Satisfaction
- Let’s Spend the Night Together
- Flip the Switch
- Gimme Shelter
- Sister Morphine
- It’s Only Rock’n Roll
- Saint of Me
- Out of Control
- Miss You
- Like A Rolling Stone
- Thief in the Night
- Wanna Hold You
- Little Queenie
- When the Whip Comes Down
- You Got Me Rocking
- Sympathy for the Devil
- Tumbling Dice
- Honky Tonk Women
- Start Me Up
- Jumpin’ Jack Flash
- You Can’t Always Get What You Want
- Brown Sugar
「シスター・モーフィン」や「リトル・クイーニー」など、一部曲が変わっているが、全体的にはまあだいたい「ブレーメン」と同じようなものだ。どっちの演奏がどうと、細かいところはきっと違うと思うが、それを一生懸命聴き比べて探そうなどという気はさすがに起こらない。
ちなみにこの”公式ブートレッグ”という扱いのライヴ盤は現在までに22種が発売されていて、現在も購入できるものもあれば、できないものもある。サブスクで聴けるものもあれば、聴けないものもある。この【ストーンズの60年を聴き倒す】シリーズでは、現在サブスクで聴けるものだけを取り上げていることをお断りしておきたい。
(Goro)