【100グレイテスト・ソングス】#35
The Rolling Stones – Crazy Mama
1976年のアルバム『ブラック・アンド・ブルー』の最終曲。
たった8曲しか入っていないが、ファンクにレゲエにバラードにロックンロールと、バラエティに富んだ構成が面白い傑作アルバムだ。
ミック・テイラーが脱退して、新しいギタリストを探しながら作ったアルバムでもあり、プロデューサーもジミー・ミラーからセルフ・プロデュースに替わり、ストーンズ転換期の作品ともいえるだろう。アルバムの中でわたしが一番好きなのがこの曲である。
遅めのテンポが絶妙で、アメリカ南部の砂埃で口の中がジャリジャリし、汗と土と油の匂いが鼻孔にこびりつくようだ。
イントロのギターも良いし、エンディングのギターも良い。
ミック・ジャガーの下品極まりないヴォーカルも最高だ。
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