ザ・ローリング・ストーンズ
【100グレイテスト・ソングス】#41
The Rolling Stones – Stray Cat Blues
【100グレイテスト・ソングス】#41
The Rolling Stones – Stray Cat Blues
1968年の名盤『ベガーズ・バンケット』収録曲。
15歳の少女をベッドに誘い、「おまえのママは、おまえがこんな声を出すなんて知らないだろうな」と嗤う、完全アウトな歌詞が、兇悪で血なまぐさいサウンドに乗せて歌われる、禍々しいブルースである。
オリジナルのスタジオ録音版のミック・ジャガーのヴォーカルはまるで、頭のネジの外れたヤク中の連続殺人鬼のようだ。
ライヴではさらにミック・テイラーがメタメタ弾きまくって、ヴォーカルをかき消すほど、さらにラウドな混沌としたものになっている。
70年代ハード・ロックの先駆けのようでもあり、後の90年代ギター・ロックのようでもある。プライマル・スクリームはもちろんのこと、ジーザス&メリー・チェインなんかも、実はこんな音楽をやりたかったのではないかと想像したくなる。
The Rolling Stones – Stray Cat Blues Live London 1969