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“The Blues Brothers 2000”
監督:ジョン・ランディス
主演:ダン・エイクロイド、ジョン・グッドマン
音楽:ポール・シェイファー
あの名作から18年後に制作された続編。
しかし、前作で主演を務めたジョン・ベルーシは、前作公開の2年後に33歳という若さで死去している。なので本作では、ダン・エイクロイドに新たな相棒を見つけるところから物語は始まる。
それにしても、びっくりするほど面白くない。監督も脚本も前作と同じでなんでこんなにつまらないのかと不思議に思うほどだ。
撮影監督が変わっていて、そのせいか映像が格段に面白くない。続編というものはだいたい前作よりも落ちるものだけど、これは続編史上、最も残念で哀しい続編のひとつではあるまいか。
新しい相棒となったジョン・グッドマンの存在感や見せ場もあまりないし、バスターとかいうガキのほうはまったく必要ないと思える。
前作の、ブルース界、ソウル界のレジェンドのカメオ出演が好評だったのか、今作はそこを目いっぱいパワー・アップしていたが、力の入れどころを間違ったとしかわたしには思えない。
ラストの、錚々たるレジェンドたちのステージがこの映画のハイライトなのだろうけど、そこがまた面白くないのが致命的であった。ただ賑やかしいだけで音楽的な面白さも薄い、ごちゃごちゃしたものが、音楽としても、映画としても、面白いわけがないのだ。
(Goro)