はじめてのサイモン&ガーファンクル【必聴名曲5選】5 SIMON & GARFUNKEL Songs to Listen to First
米ニューヨーク出身、小学校時代からの同級生で親友だったポール・サイモンとアート・ガーファンクルは1957年、16歳でロックンロール・バンドを結成してデビューし、ローカルなヒット曲も放った。 その後、大学を卒業すると、1964年にフォーク・デュオとして再デビューする。 天才的な...
メジャーからマイナーまで、ロックが地上最強だった時代の名曲や名盤をお薦めしたりしなかったりするブログです。(2024年9月『ロックの快楽』より改題)
米ニューヨーク出身、小学校時代からの同級生で親友だったポール・サイモンとアート・ガーファンクルは1957年、16歳でロックンロール・バンドを結成してデビューし、ローカルなヒット曲も放った。 その後、大学を卒業すると、1964年にフォーク・デュオとして再デビューする。 天才的な...
ハウリン・ウルフはカッコいい。男の中の男だ。 大きな岩のようなどっしりとした存在感、武骨でありながら、鋭い知性を感じ、肉食獣のように恐ろし気でありながら、深い優しさで包みこむ、そんな多面的な魅力を感じる。ブルース界の高倉健みたいな人だ。 というのはわたしの勝手なイメージだ...
1961年にモータウン・レコードからデビューしたマーヴィン・ゲイはヒット曲を連発した。 そして1971年発表の名盤『ホワッツ・ゴーイン・オン』では、〈ニュー・ソウル〉と評された革新的な音楽を創造し、ヴォーカリストとしては大胆にスタイルを変え、さらに作曲家として、サウンドメーカー...
「モッズ」とは、”Moderns”の略だ。1950年代末から60年代中頃にかけて、英国ロンドンの下町の労働者階級の若者たちの間で流行した”族”文化である。 短髪に細身の3つボタンスーツ、米軍のミリタリー・パーカーといったファッションに身を包み、ミラーやライトで飾りつけたスクータ...
〈ソフト・ロック〉という言葉は実は日本で生まれた造語だ。 もちろん、悪口でもなければ、イジってるわけでもない。ロックの新境地であり、熱心な実験精神によって生まれた芸術性の高いロックとしての賞賛が込められている。 ソフト・ロックは、ちょうどハード・ロックが生まれた1960年...
アニマルズは1964年にデビューしたイギリスのバンドだ。 アメリカのブルース・R&Bに英国流のポップな解釈を加えたブリティッシュ・ビート・バンドのひとつで、一般的にはビートルズ、ストーンズ、ザ・フー、キンクスに次ぐ、5番手ぐらいの認知度のバンドだろう。 まあ大抵は「4...
1970年にデビューしたイギリスのバンド、バッドフィンガーは「悲劇のバンド」として知られている。 ビートルズが設立したレーベル〈アップルレコード〉と契約し、彼らのソングライティングはビートルズのメンバーたちからも絶賛されたほどだったが、レーベル経営のゴタゴタで、制作したアルバム...
カナダのモントリオール出身のレナード・コーエンは、13歳の頃からギターを弾き始めた。1934年生まれ。ボブ・ディランより7歳年上である。 1950年代には地元のカフェでカントリーなどを演奏していたが、60年代になると詩人・小説家としてカナダで知られるようになる。 そし...
米ジョージア州出身のオーティス・レディングは、同郷のリトル・リチャードに憧れて歌手を志し、1962年、21歳の時にソロ・デビューする。 魂から情熱が迸るような歌声による彼のソウル・ミュージックは、ソウル界に革命を起こし、ロック界にも多大な影響を与え、黒人・白人を問わず支持された。 ...
英イングランド出身のザ・ゾンビーズは、1964年にデビューした。 彼らもまた当時のブリティッシュ・インヴェイジョン(イギリスのロックバンドによるアメリカへの侵略)の一角を担ったが、特にゾンビーズはデビュー・シングルがいきなり全米2位(全英12位)となるなど、本国よりもむしろアメリカでブレイ...
1966年にL.A.で結成、そして68年に解散と、実質的な活動は2年半でアルバムは2枚と、解散後に編集された未発表曲集が1枚のみ。 商業的には大きな成功を得られなかったものの、才能あふれる個性の強いメンバーの競い合いやぶつかり合いによる、フォーク・ロック、ブリティッシュ・ビート、サイケ...
米ケンタッキー州出身、ドンとフィルの実の兄弟によるデュオ、エヴァリー・ブラザーズは、1956年にデビューした。 ちょうどエルヴィスやチャック・ベリーなどによるロックンロール旋風が吹き荒れていた頃だが、カントリー・ミュージシャンの父親を持つ彼らは、カントリー側からロックンロールへの接近を試み...
チャック・ベリーやリトル・リチャードに比べると一般的な知名度は劣るものの、ボ・ディドリーもまた1955年デビュー組の、ロックンロール・オリジネイターのひとりだ。 その最大の功績はなんといってもあのダンダカダッタン、ダカダッタンというジャングル・ビート(ボ・ビートとも言う)の発明だろう。このビー...
〈パワー・ポップ〉という用語は、1970年代の後半に生まれた。 ロックであることは間違いないけれどもハード・ロックではないし、パンクほどトガってもいない。ニュー・ウェイヴと言うほど変わったものでもないし、ましてやブルースでもカントリーでもないという、ジャンル分けに困ったバンドを〈パワー...
岡林信康の名曲ベストテンの記事でわたしは彼を「日本語ロックの開祖のひとり」と書いたが、それを支えたのがはっぴいえんどだった。 1970年に岡林の2ndアルバム『見る前に跳べ』に参加したはっぴいえんどは、岡林のツアーにも同行し、まるでボブ・ディランとザ・バンドのように、岡林がフォ...
パブ・ロックの起源は、1970年頃に遡る。 元アニマルズのチャス・チャンドラーに招かれ、彼のプロデュースでデビュー・アルバムを録音するためにロンドンへやってきたサンフランシスコのバンド、エッグズ・オーヴァー・イージーが、そのロンドン滞在中にパブでアルバイト的に演奏したの...
カッコいいスポーツカーも持っていないし、ダンスをしてくれる女の子もいない。 流行のファッシュンも似合わないし、人とのコミュニケーションが大の苦手。 まともな社会人にもなる自信もなくて、生きていくことが不安でしょうがない。 そんな非リア充の若者たちのフラストレーション...