【志村けん選曲〈ドリフの早口言葉〉で使われた曲】ウィルソン・ピケット/ドント・ノック・マイ・ラヴ〈パート1〉(1971)

Don't Knock My Love, Pt. 1 (2006 Remaster) [Single Version]

【志村けん選曲〈ドリフの早口言葉〉で使われた曲】
Wilson Pickett
Don’t Knock My Love Pt.1 (1971)

ウィルソン・ピケット自身が書いた曲で、全米13位、R&Bチャート1位となったヒット曲。

この曲は日本の子供たちにも大人気だった。

1970年代末ごろの『8時だョ!全員集合』の合唱隊のコーナーで、ゲストの歌手やドリフのメンバーなどがこの曲に乗せて早口言葉にチャレンジするというシリーズが人気を博した時期があったのだった。

全国の小学生がこれを学校で振り付けもしながら真似たものだった。
わたしももちろんやった記憶がある。たぶん現在の50代ぐらいのオジサンオバサンでこの曲を知らない人はいないのではないかと思う。まあ、家庭で『8時だョ!全員集合』の視聴が禁止されていなければだが。当時はそういう家は多かったのだ。それぐらいドリフターズの影響力は大きく、彼らは大人たちからは目の敵にされていたが、子供たちにとってはスーパー・ヒーローだったのだ。

選曲は、ブラック・ミュージックのレコードを買い漁るのが趣味だった、志村けんによるものだ。

ヒゲダンスに使用したテディ・ペンダーグラスの「ドゥ・ミー」も、志村がジャケが気に入って買ったレコードにたまたま収録されていた曲だったそうだが、きっとこの曲が収録されたド派手スーツ高級車ジャケットのアルバム『ドント・ノック・マイ・ラヴ』もやはりジャケ買いだったんじゃないかとわたしは睨んでいる。

(Goro)