
今日は金曜日だけれども仕事が休みなので、10時頃に起床する。
昨夜は遅くまでNETFLIXで、15年ぐらい前のアメリカのTVシリーズ『HOMELAND』の続きを見ていた。
当時、レンタルショップの会社でバイヤーをしていたこともあって、第2シーズンぐらいまでは見ていたのだけれども、その後を見ていなかったなと思い、最初から見始めたら、これが今見ても、というか今だからこそか、なかなか面白くて、すでに第3シーズンの後半まで来ている。
イランの情報部員が米国内で爆弾テロを起こしたり、CIAがその報復をしたりと、なんだか現在のアメリカとイランの戦争を予見しているような内容なのだ。もしかすると現在の戦争の裏側でもこんな駆け引きや作戦が行われているのかもと思わせるような、リアリティのある内容だ。
2026年現在のリアルな中東の戦争は、わたしの理解では、イランが核兵器を作るかもしれんというので脅威に感じたイスラエルが「絶対に作らせるものか!その前にぶっ叩く!」と、アメリカに手伝わせて攻撃したということだと思っているのだけれども、まあきっとそんな単純なことだけではないのだろう。
イランの指導者や要人が次々と殺害されていく報道に触れたりすると、平和があたりまえの日本のわれわれはその非情さ、冷酷さに驚き、なんてことをするんだと思うけれども、それもきっと、そんな単純な感情だけで理解できる話ではないのだろう。
単純な話じゃないのに、単純な理解で立ち上がって単純な声を上げても、単純な風評が単純に広がるだけで、単純ではない繊細な対応を現実にしている責任ある人々の重大な仕事の邪魔をして解決を遅延させたり、新たな諍いを生み出したりするのが関の山だろう。
アメリカというのは良い意味でも悪い意味でも、恐ろしい国だなと思う。だから、対立するよりは、仲良くしといたほうが賢いのだろう。どっちにしろ、わたしは朝からウィルコやレッチリといったアメリカ音楽をまた今日も聴いている。
しかし、イランによってホルムズ海峡が封鎖されたため、実はわたしが勤める工場で製造していた中東向けの製品も、生産を中止している。その減産計画によって、今日は休みということになったわけだ。遠い遠い中東の戦火は、もう開戦の翌日にはわたしの家庭にまで影響を及ぼしていたのである。
しかしその影響はというと、工場が休みになって有給休暇をもらい、美味いラーメンを食べに行き、家で爆音で音楽を聴きながらこれを書いているわけで、わたしの家庭への戦火の影響は、しごく平穏かつ悦びに満ちたなものだ。ありがたく思わねばならないだろう。この尊き平穏な生活もきっと、賢く責任ある人々の懸命な働きによって実現しているのだろう。感謝に堪えない。こんなしょうもないやつのために。
と、ここまで書いたところで、少しだけ開いていた部屋のドアの隙間から、春が忍び込んできた。
今週は寒かったり暖かかったり、変な一週間で、着る物を選ぶのに困ったが、今日は朝から雨だ。湿気はあるけど暖かく、薄着でも良さそうだ。
春はゆっくり部屋を一周して、机の下の、わたしの足元に落ち着いた。
窓の外をよく見ると、知らぬ間に雨が上がっている。
これを書き終えたら、春を連れて、いつもの川沿いの遊歩道を散歩に行こう。
豆柴♀3歳 春ちゃん
(Goro)