【70年代ロックの名曲】
Rod Stewart
I Was Only Joking (1977)
Rod Stewart
I Was Only Joking (1977)
ロッドの曲の中でも、わたしが最も好きな曲のひとつだ。
1977年のアルバム『明日へのキック・オフ』からシングル・カットされ、全英5位、全米22位のヒットとなった。
ロックンロールを歌うカッコいいロッドももちろんいいけど、あの永遠の悪ガキみたいなロッドが、忘れられない後悔の念や隠してきた本音を自虐的に語るこの歌は、そのしゃがれ声のヴォーカルがいつもよりずっと切実に、哀愁を帯びて聴こえる。心の奥底からの真実の歌に聴こえる。
わたしもロッドに引けを取らないほどのしくじり男なので、歌詞に触発されて自分の半生についてつい考えてしまう。
まあ、わたしの場合は到底「ただのジョークでした」では済まないほどの致命的な失敗をたくさんやらかしてきているけれども。
油断してると、後半の素晴らしいギターソロにつられて様々な思い出がよみがえってきて、思わず泣きそうになったりもする。
(Goro)