【70年代ロックの名曲】
Queen
Bohemian Rhapsody (1975)
Queen
Bohemian Rhapsody (1975)
クイーンというバンドはほんとうに型にはまらない、型破りと言っていいバンドだ。
彼らのようなバンドは他にいない。
この曲はフレディ・マーキュリーが書いた曲だ。
型破りもいいところの、とんでもなく変態的な大作である。
この曲を初めて聴いたのはたぶん二十歳ぐらいの頃だったと思う。
なんじゃこの曲は、と正直思った。
わたしは衝撃と戸惑いと苦笑いが止まらなかった。
今思えば二十歳のロックかぶれのわたしは変にマジメだったのだろう、彼らの型破りなユーモアとオリジナリティあふれるポップセンスがよくわからなかったに違いない。
クイーンは音楽性の幅が広く、最高レベルの技術と知性を備え、さらに異様に倒錯的なユーモアとポップセンスも持ち合わせている。
「ボヘミアン・ラプソディ」は彼らのそんな資質の結実とでもいうべき、ロック史上最も変態的な名曲と言っても過言ではないだろう(念のために今一度断っておくが、わたしは「変態的」という言葉を、褒め言葉以外では使わない)。
ちなみに、2002年のギネス社による「英国史上最高のシングル曲は?」というアンケートでは、「イマジン」「イエスタディ」を抑えてこの曲が1位になったそうだ。
なんだか凄いな、イギリス人って。
Queen – Bohemian Rhapsody (Official Video Remastered)
(Goro)