デイヴ・エドモンズ/ガールズ・トーク (1979)

【パブ・ロックの名曲】 Dave Edmunds Girls Talk (1979) レッド・ツェッペリンのロバート・プラントに誘われ、彼らが設立したスワン・ソング・レーベルに移籍したデイヴ・エドモンズの5枚目のアルバム『リピート・ホエン・ネセサリー(Repeat When Nec...

トム・ウェイツ/マーサ (1973)【’70s Rock Masterpiece】

【70年代ロックの名曲】 Tom Waits Martha (1973) トム・ウェイツの名盤1st『クロージング・タイム』の中でも最も美しい曲のひとつだ。 たぶん60歳ぐらいの年齢になる男が、昔の恋人に40年ぶりに長距離電話で話すという歌だ。 お互いがそれぞれ結婚して家族を持...

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ハーダー・ゼイ・カム/キース・リチャーズ(1978)

【カバーの快楽】 Keith Richards The Harder They Come (1978)  1978年の12月にクリスマス・レコードとしてリリースされた、キース・リチャーズ初のシングル・レコードは、A面がチャック・ベリーの「ラン・ルドルフ・ラン」、B面にこのジミー・クリフの大...

セックス・ピストルズ【名曲ベストテン】SEX PISTOLS Best 10 Songs

30年以上前、それまでに聴いていた音楽が一気に色褪せて思えたほど、初めて聴いたセックス・ピストルズは衝撃的だった。 ああ、ロックってこういうものだったんだ、とあらためて思ったほどだった。 でも、あれから30数年、わたしも様々な時代の様々なジャンルの音楽を聴いてきて、わたし...

セックス・ピストルズ/お前は売女(1977)

【70年代パンクの名曲】 Sex Pistols Bodies (1977) 一年の締め括りの大晦日に、どえらい曲の紹介で申し訳ない。 ピストルズの曲の中でも、歌詞もサウンドも最もハードなナンバーと言えるだろう。 『勝手にしやがれ』の国内盤CDのブックレットにも、この曲だけ和訳...

ブリット・ポップ!【30組30曲】〈前編 1994~95〉BRIT POP Greatest 30 Songs First Half

1990年代半ばにイギリスで巻き起こったブリット・ポップ・ムーヴメントは、94年の4月、オアシスが「スーパーソニック」でデビューし、ブラーが名盤『パークライフ』をリリースしたところから本格的にスタートしたと言えるだろう。 〈ブリット・ポップ〉の定義は様々だけど、簡単に言ってしまうと、60~70...

スライ&ザ・ファミリー・ストーン【名曲ベスト5】SLY & THE FAMILY STONE Best 5 Songs

スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、米サンフランシスコで結成され、黒人、白人、男女混成のグループで1967年にデビューした。 曲はすべてリーダーのスライ・ストーンが書き、その楽曲は、ロック、ソウル、ファンク、サイケデリック、ポップ、ダンスなど様々な要素をミックスした、史...

ニール・ヤング【名盤ベストテン】NEIL YOUNG Best 10 Albums

わたしが最も好きなアーティストのひとり、ニール・ヤングについてはこれまでもいろいろな楽曲を取り上げて書いてきたけれど、今回はアルバムでベストテンを選んでみた(ライヴ盤は除外)。 ニール・ヤングがこれまでリリースしたオリジナル・アルバムは40作以上に及び、クレイジー・ホースと共演したグラ...

ハンク・ウィリアムス【名曲ベストテン】HANK WILLIAMS Best 10 Songs

米アラバマ州出身のハンク・ウィリアムスは、1947年にデビューし、1953年に29歳で世を去った。 彼は幼少の頃に黒人のストリート・ミュージシャンからギターを習ったことで、カントリー・ミュージックにブルースやスウィングの要素を自然に取り入れ、斬新でありながら、よりポップで親しみやすいス...

マディ・ウォーターズ【名曲ベストテン】MUDDY WATERS Greatest 10 Songs

初期のマディ・ウォーターズの音楽は、今聴いても生々しく、刺激的で、圧倒される。 すべてのロックの父であるという意味で神様的な人物には違いないのだけれど、神様の音楽にしては、リアルすぎるし、エロすぎるし、熱い感情と、煮えたぎるようなエモとモジョを感じる。 彼の音楽からプンプン匂う生...

バズコックス【名曲ベストテン】BUZZCOCKS Best 10 Songs

バズコックスの中心人物ピート・シェリーは、ロンドンで見たセックス・ピストルズに衝撃を受け、地元のマンチェスターにセックス・ピストルズを呼ぶ計画を立てた。 それが実現したのが1976年6月4日のマンチェスターのレッサー・フリー ・トレード・ホールにおける、セックス・ピストルズにとっても初...

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バズコックス/オーガズム・アディクト (1977)

【70年代パンクの名曲】 Buzzcocks Orgasm Addict (1977) インディーズから「ボーダム」などを収録したEPをリリースしてから10か月後、メジャー・デビューとなった1stシングルがこの曲だ。 「Orgasm Addict」とは「オーガズム中毒」、平たく言えば...

イーグルス【名曲ベストテン】EAGLES Best 10 Songs

1972年、リンダ・ロンシュタットのバック・バンドとしてロサンゼルスで集められた4人、グレン・フライ(vo,g)、ドン・ヘンリー(vo,dr)、ランディ・マイズナー(b)、バーニー・レドン(g)は、イーグルスとバンド名を付けて独立し、1972年にデビューした。 60年代に花開い...

【きょうの余談】ストーンズ、オリジナル・メンバーによる「悪魔を憐れむ歌」の初ライヴ映像がYouTubeで解禁!

1968年12月に撮影された、ローリング・ストーンズを中心とした映像作品『ロックンロール・サーカス』からの映像だ。 ザ・フー、ジョン・レノン、エリック・クラプトンなども出演した豪華な映像作品だったが、完成はしたもののなぜかお蔵入りとなった、幻の作品だった。 お蔵入りとなった理由は明らかにされて...

ラッシュ【名曲ベスト5】LUSH Best 5 Songs

彼らが出てきた当時、会話の中で彼らのことを話すときには毎回「Lのほうのラッシュ」と言わなければならないのがめんどくさかったものだ。「ラッシュ」と言えばあのカナダのプログレ・バンドのRUSHのほうが有名だったからだ。 そのうちプログレなんて絶滅するから、「ラッシュ」と言えばLUS...

ラッシュ/ヘイ・ヘイ・ヘレン (1990)

【カバーの快楽】 Lush Hey Hey Helen (1990) あのプログレのRUSHではなくて、男女2人ずつの英ロンドン出身のバンドで、1989年にデビューした、LUSHである。 この曲は、1stアルバム以前にアメリカと日本に向けて発売された、初期のEPなどをまとめた編集盤『...

リンダ・ロンシュタット【名曲ベストテン】LINDA RONSTADT Best 10 Songs

〈歌姫〉という言葉がこれほど似合う人もなかなかいないのではないか。 米西海岸の歌姫、リンダ・ロンシュタットは、カバー曲しか歌わないという特異なスタイルながら、70年代に大ヒットを連発した。 しかも安易にヒットが狙えそうな有名曲のカバーではなく、マイナーな佳曲や、忘れられた...