カーペンターズ/スーパースター (1971)【カバーの快楽】
【カバーの快楽】 Carpenters Superstar (1971) オリジナルは、バンドマンへのグルーピーの恋心を歌った「グルーピー(Groupie)」という曲で、ロスアンゼルスの夫婦デュオ、デラニー&ボニーが歌ったものだ。 妻の方のボニーが、スワンプ・ロックの神様レオ...
【カバーの快楽】 Carpenters Superstar (1971) オリジナルは、バンドマンへのグルーピーの恋心を歌った「グルーピー(Groupie)」という曲で、ロスアンゼルスの夫婦デュオ、デラニー&ボニーが歌ったものだ。 妻の方のボニーが、スワンプ・ロックの神様レオ...
若い頃にザ・バンドを聴いたとき、このバンドには当時のわたしがロックに求めた、疾走感、刺激的なサウンド、若々しい情熱、といった要素がすべて欠けている、と思ったものだ。全員じいさんなのかと思ったぐらいだった。 そんな音楽を最近は好んで聴くようになったのだから、わたしも年を取ったということだ...
【70年代ロックの名曲】 The Band Acadian Driftwood (1975) ザ・バンドの6枚目のスタジオ・アルバム『南十字星(Northern Lights – Southern Cross)』収録曲。ロビー・ロバートソン作で、ヴォーカルはリチャード・マニュエル、リヴォン...
【カバーの快楽】 Van Halen Oh, Pretty Woman (1982) 1982年4月に発表されたヴァン・ヘイレンの5枚目のアルバム『ダイヴァー・ダウン(Diver Down)』からのシングルで、全米12位のヒットとなった。 ちなみに「ジャンプ」で大ブレイクする前の初期...
1991年に音楽雑誌などで「2枚組デビュー・アルバムで全世界で1位を獲って、解散する」と前代未聞の宣言をしてデビューし、本気で言ってるのかと冷笑する記者の前でリッチー・エドワースが自身の腕に「4REAL」とナイフで刻み、18針を縫う大怪我をするという一連の騒動は、わたしはなんなく悪目立ちが過...
パブ・ロックの起源は、1970年頃に遡る。 元アニマルズのチャス・チャンドラーに招かれ、彼のプロデュースでデビュー・アルバムを録音するためにロンドンへやってきたサンフランシスコのバンド、エッグズ・オーヴァー・イージーが、そのロンドン滞在中にパブでアルバイト的に演奏したの...
【パブ・ロックの名曲】 Ian Dury & The Blockheads Wake Up And Make Love With Me (1977) パンク旋風巻き起こる1977年の英国で、パブ・ロック出身の35歳の野獣のような見た目の男がリリースした、不気味なほどクールでファンキ...
【70年代ロックの名曲】 Eddie and the Hot Rods Do Anything You Wanna Do (1977) 英エセックス州出身のバンド、エディ&ザ・ホット・ロッズの2ndアルバム『イチかバチか(Life On The Line)』からのシングルで、全英9...
【パブ・ロックの名曲】 Joe Jackson It's Different For Girls (1979) 英スタッフォードシャー出身のジョー・ジャクソンは、ロンドンの王立音楽アカデミーでクラシック音楽の作曲の専攻していたものの、なぜかロックの世界に魅かれてパブで歌うようになったという...
【カバーの快楽】 Elvis Costello & The Attractions A Good Year for the Roses (1981) コステロの6thアルバム『オールモスト・ブルー(Almost Blue)』からのシングルで、全英6位の大ヒットとなった。 原曲...
【パブ・ロックの名曲】 Nick Lowe Heart of the City (1976) 1stシングル「ソー・イット・ゴーズ」のB面として発表された、まるでパンク・ロックのような疾走感の痛快ロックンロール。 プロデュースを務めたダムドとか、ロンドン・パンクの影響で書いた曲かと思...
【パブ・ロックの名曲】 Nick Lowe So It Goes (1976) ブリンズリー・シュウォーツの解散からおよそ1年後に発表された、ニック・ロウのソロ・デビュー・シングル。彼自身も設立に関わった英国のインディ・レーベル、スティッフ・レコードが初めてリリースしたレコードでも...
【カバーの快楽】 Elvis Costello (What's So Funny 'Bout) Peace, Love And Understanding エルヴィス・コステロの3rdアルバム『アームド・フォーセス(Armed Forces)』の米国版に収録された、ブリンズリー・シュウ...
【カバーの快楽】 Juice Newton Queen of Hearts (1981) オリジナルはデイヴ・エドモンズで、彼の5thアルバム『リピート・ホエン・ネセサリー(Repeat When Necessary)』からのシングルカットされ、全英11位のヒットとなった曲だ。 ...
【パブ・ロックの名曲】 Dave Edmunds Girls Talk (1979) レッド・ツェッペリンのロバート・プラントに誘われ、彼らが設立したスワン・ソング・レーベルに移籍したデイヴ・エドモンズの5枚目のアルバム『リピート・ホエン・ネセサリー(Repeat When Nec...
【夜のロック】 Tom Waits (Looking For) The Heart Of Saturday Night (1973) トム・ウェイツの2ndアルバム『土曜日の夜』のタイトル曲。アルバムは、ジャズ・ミュージシャンたちを起用し、よりジャズ色の強いアルバムとなっている。 土...
【70年代ロックの名曲】 Tom Waits Martha (1973) トム・ウェイツの名盤1st『クロージング・タイム』の中でも最も美しい曲のひとつだ。 たぶん60歳ぐらいの年齢になる男が、昔の恋人に40年ぶりに長距離電話で話すという歌だ。 お互いがそれぞれ結婚して家族を持...
The Rolling Stones "The Reggae Stones" 妄想レコード第3弾は、ストーンズのレゲエ・ナンバーのみを集めた10曲です。冬なのにレゲエですいません。夏まで待てませんでした。 ストーンズはすでに1974年頃からレゲエを取り入れていました。 特にキース...
【カバーの快楽】 The Rolling Stones - Cherry Oh Baby(1976) 1971年という、まだボブ・マーリィもメジャー・デビューする前年、映画『ハーダー・ゼイ・カム』が公開される前年のリリースで、本格的なレゲエ・ブームが来る直前の、アーリー・レゲエ・ミュージックの大名...
【カバーの快楽】 Keith Richards The Harder They Come (1978) 1978年の12月にクリスマス・レコードとしてリリースされた、キース・リチャーズ初のシングル・レコードは、A面がチャック・ベリーの「ラン・ルドルフ・ラン」、B面にこのジミー・クリフの大...
【コラボの快楽】 Bo Diddly & The Rolling Stones - Who Do You Love 1955年デビューのロックンロール・オリジネイター、ボ・ディドリーのボ・ビート(ジャングル・ビートとも言う)は偉大な発明だった。 荒々しく野性的なボ・ビートはロックンロール...
30年以上前、それまでに聴いていた音楽が一気に色褪せて思えたほど、初めて聴いたセックス・ピストルズは衝撃的だった。 ああ、ロックってこういうものだったんだ、とあらためて思ったほどだった。 でも、あれから30数年、わたしも様々な時代の様々なジャンルの音楽を聴いてきて、わたし...
【70年代パンクの名曲】 Sex Pistols Bodies (1977) 一年の締め括りの大晦日に、どえらい曲の紹介で申し訳ない。 ピストルズの曲の中でも、歌詞もサウンドも最もハードなナンバーと言えるだろう。 『勝手にしやがれ』の国内盤CDのブックレットにも、この曲だけ和訳...
さて後編では、1996年~97年にリリースされたブリット・ポップの名曲・代表曲を紹介していきたいと思います。 【前編1994~95はこちらから】 ノーザン・アップロアー/フロム・ア・ウィンドウ(1996.01) Northern Uproar - From A Window グレーター・マ...
1990年代半ばにイギリスで巻き起こったブリット・ポップ・ムーヴメントは、94年の4月、オアシスが「スーパーソニック」でデビューし、ブラーが名盤『パークライフ』をリリースしたところから本格的にスタートしたと言えるだろう。 〈ブリット・ポップ〉の定義は様々だけど、簡単に言ってしまうと、60~70...
スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、米サンフランシスコで結成され、黒人、白人、男女混成のグループで1967年にデビューした。 曲はすべてリーダーのスライ・ストーンが書き、その楽曲は、ロック、ソウル、ファンク、サイケデリック、ポップ、ダンスなど様々な要素をミックスした、史...
【カバーの快楽】 Red Hot Chili Peppers If You Want Me to Stay (1985) 85年発表のレッチリの2ndアルバム『フリーキー・スタイリー (Freaky Styley)』は、Pファンクの総帥、ジョージ・クリントンをプロデューサーに迎えて制作され...
わたしが最も好きなアーティストのひとり、ニール・ヤングについてはこれまでもいろいろな楽曲を取り上げて書いてきたけれど、今回はアルバムでベストテンを選んでみた(ライヴ盤は除外)。 ニール・ヤングがこれまでリリースしたオリジナル・アルバムは40作以上に及び、クレイジー・ホースと共演したグラ...
【カバーの快楽】 St. Etienne Only Love Can Break Your Heart (1990) セイント・エティエンヌは英ロンドン出身、女子ヴォーカルと、2人の男子キーボードという編成だった。 60~70年代のレトロ・ポップス風の楽曲や、クラブ系のダンス・ミュー...
【カバーの快楽】 Linda Ronstadt Birds (1972) まだリンダ・ロンシュタットが本格的にブレイクする以前、ソロとして3枚目のアルバムとなる『リンダ・ロンシュタット&オリジナル・イーグルス(Linda Ronstadt)』は、その邦題通り、後にイーグルスとなった...