ロックの名盤を1タイトルずつ、500回に渡って選んでいくという、壮大な企画です。
タイトルにあえて「最強」と冠したのは「ロック史上最強の500枚」という意味と、昔から出版物にもネット上にも掃いて捨てるほどある「ロック名盤選」的なものの中でも、わたしが選ぶ500枚こそが最強であるという、いつもながら稀代のおっちょこちょいらしい根拠のない自信が漏れ出てしまったものです。もしかすると「最強」ではなく「最狂」ではないかという気もしますが、その判断は読んでいただいた方にお任せします。せめて「最凶」でないことを祈るばかりです。
選出の条件は「洋楽である」ということだけです(邦楽はまた別の機会に取っておきましょう)。
そして、一般的には「ロック」と呼ばれていないもの、いわゆるポップスやR&B、ブルースやカントリーやフォークなども、すべて対象とします。言わばそれらはすべてロックの構成要素ですし、だいたい「ロックの定義」なんてそもそも無いのです。
1アーティストにつき何枚までとか、ライヴやベスト盤は除くとか、そんな制限も一切ありません。わたしがこれまでの人生で出会った、あるいはこれから出会う、すべての洋楽アルバムが対象です。
わたしがあの世に行くときに、iPodに入れて旅立ちたいと思う500タイトルを選ぶようなつもりで選んでいきたいと思います。そういう意味ではこの企画は、わたしの遺言みたいなものとも言えます。
ジャケットの下に付けた⭐️は、わたしの「フェイヴァリッ度」とでもお考えください。⭐️5つが満点です。
長期にわたる連載になることは間違いありませんので、この遺言を書き終える前にわたしが先にあの世へ旅立ってしまわないことを祈るばかりです。
(Goro)