いらっしゃいませ、こんにちは。
2008年から続けてまいりましたブログ『ロックの快楽』ですが、サーバーの引っ越しとURLの変更に伴い、2024年9月よりブログタイトルも改め『地上最強のロック』として生まれ変わらせていただきました。
大袈裟なブログタイトルになりましたが、かつては栄華を誇った「ロック」の昨今の衰退、人気の凋落ぶりには暗澹たるものがあります。
アメリカではとっくの昔にヒップホップにセールスで大きく水をあけられているし、つい昨日SNSで見た情報では、イギリスで売れているのはソロアーティストばかりで、2023年にシングルチャートの100位以内に入った「バンド」のシングルはたった4曲しかなかったということです。
悲しいを通り越して、呆然としてしまいます。
かつてのポピュラー音楽界では人気もセールスもロックが最強だった時代がありました。上に掲げた画像は1976年の映画ですが、この時代には間違いなくロックと極真カラテは地上最強だったのです。わたしは10才で、ちょうどラジオで音楽を聴く喜びを発見し、それにのめり込んでいこうとしている頃でした。
あれからおよそ半世紀が経ち、ロックはもうとっくに時代遅れになってしまったのかもしれません。しかし古今東西の音楽・芸術・文学に通じているわたしに言わせれば、あらゆるポピュラー音楽のなかでも、ロックこそが音楽的にも、芸術的にも、レベチで最強だと信じて疑いません。
多様性の時代なので、「やっぱヒップホップが最高じゃん」とか「ロックよりダンスミュージックよねー」などとのたまうのを聞いても「ああ、そうかもねえ」などと、一応はそれも認めるみたいなフリはしますが、心の中では「ロックがわからないなんて哀れなヤローだぜ、まったく」と思っています。
かつては地上最強の生物として栄華を誇ったジュラ紀の恐竜たちのように、ロックもまたこのまま絶滅してしまうのでしょうか。
再びロックが最強となる時代を待ち望み、は無理かもしれませんが、しかしかつての地上最強時代のロックが聴き継がれることだけでもとの願いを込め、極めて微力ながらもお役に立てればとの思いで、あえて気合いの入ったブログタイトルにさせていただきました。
みなさん、今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
(Goro)