Led Zeppelin
Stairway To Heaven (1971)
この曲はレッド・ツェッペリンの4枚目のアルバム(無題)に収録された、ロック史上最も有名な名曲のひとつだ。
(※いちおうこの文章は、この曲を一度も聴いたことのない人を想定して書いています)
もし「ロックの名曲は?」という設問があったら、かなりの確率で1位になりそうな曲だ。
それはもうなんというか、いかにも名曲然とした堂々たる風格すら漂わせているからでもある。
すぐにでも弾いてみたくなるようなギターの印象的なアルペジオで始まり、すぐにでも口づさめそうなわかりやすいメロディで歌が始まると、これはもうアホでもわかるほど美しい曲だと気づく。
ラヴェルのボレロみたいに、同じメロディを繰り返しながら徐々に楽器が増えて音量を増し、ドラムが入ったところでさらなる展開への期待が高まる。
その期待に応えるかのようにギターのファンファーレが鳴り響くと、ペイジ師のスピード感のある稲妻カッコいいギターソロに痺れていると、最後はまさかの神ハイトーンで歌われるドラマチックなクライマックスに感動するのである。
要するに、この曲はわかりやすいのだ。
ハード・ロックのカッコいいところやドラマチックなところを1曲で全部やってくれる、ロック初心者にも最適な古典的名曲なのだと思う。
レッド・ツェッペリンの代表曲であり、すべてのハード・ロックを代表する曲でもあるのだ。
↓ 英ロンドン、アールズ・コートでの1975年のライヴ。
(Goro)