Led Zeppelin
Black Dog (1971)
ツェッペリンのことを書くのは苦手だ。
世の中には渋谷某みたいな、ものすごくツェッペリンに詳しい人がたくさんいるらしいので、よく知りもしないわたしなどがいい加減なことを書くと怒られそうでコワいのだ。
でもわたしだって好きな曲はあるし、そんなことを言ったら、ほかのアーティストだってたいして知らなくてもまあ適当に書いてるのだ。ツェッペリンだけ避けるわけにもいくまい。
たしかにシンプルで単純なポップソングをこよなく愛するわたしなので、どうしても難しい曲が苦手だけど、ツェッペリンはロック史上最高峰の、唯一無二のオリジナリティを持ったバンドだと思っている。
見た目もいいし。ステージアクションもカッコいい。
どうせバンドをやるならこんなふうになりたいと思うのも当然だ。
間違ってもミート・ローフなんかにはなりたくない。
この曲も「胸いっぱいの愛」と同じように、4人のグルーヴ感がたまらない、彼ら以外には絶対に書けないし、演奏してもサマにならないような曲だ。
ツェッペリンはヘヴィ・メタルの源流のように言われることもあるけど、わたしにはロバート・プラントのハイトーン・ヴォーカル以外はそんなにヘヴィ・メタル感はない。
まあそのハイトーン・ヴォーカルがわたしは少々苦手なのであまり聴いてこなかったのだけど、R&Bのようなグルーヴがあったり、アコギの響きが独特の美しさを持っていたり、新しいブルースや新しいロックンロールをつくったり、実験的な音作りや、圧倒的な大建築物みたいな曲をつくったりする。凄いバンドだ。凄すぎて何やら近寄り難い。
とはいえ曲と演奏の超絶的なクオリティに比べると、この曲みたいに歌詞はまあまあくだらなかったりするのがお茶目である。
完全無欠の超人たちではないことがわかって、ちょっとホッとしたりもする。
怒られるかな。
↓ 1973年の米マジソン・スクエア・ガーデンのライヴ。
(Goro)