Daryl Hall & John Oates
Sara Smile (1976)
ホール&オーツにとって初めてのヒット曲であり、全米4位の大ブレイク作となった。
ダリル・ホールが当時の恋人サラ・アレン(後に結婚)について書いた曲で、関係が壊れそうなのか、続きそうなのか、微妙な状況において、サラへの深い愛を伝えている内容だ。
ダリル・ホールにとって「これまで書いた曲のなかで、もっとも純粋で、魂のこもった一曲」だったそうだ。
ということなので、この曲が収録された彼らの4thアルバム『サラ・スマイル(Daryl Hall & John Oates)』のジャケットの、お化粧をした2人の関係をうっかり誤解してしまった方は、そうではないのでご安心を。ご安心をというのも変だけれども。
わたしが17歳の頃、古臭いフォーク・ソングみたいなものばかり聴いていたわたしに、バイト先のシュッとしたイケメンなのに今思えばどこか言動がダサい先輩に「最先端の音楽を知りたければホール&オーツを聴いてみろ」と薦められ、わたしは素直に彼らのレコードをレンタルして聴いてみたものだった。
時代の最先端なんかとはそのときもその後も常に無縁であったわたしには、その最先端という意味こそよくはわからなかったけれども、そのレコードの中で印象に残ったのがこの曲だった。
やはり魂のこもった歌というものは、国境も時空も超えて、たとえ最先端とは無縁な人間にさえ、ちゃんと伝わるものだなと思う。
(Goro)