シンディ・ローパー/トゥルー・カラーズ (1986)

True Colors (Cyndi Lauper song) - Wikipedia

【80年代ポップスの名曲】
Cyndi Lauper
True Colors (1986)

世界的ヒットとなった前作から3年後、満を持してリリースされた2ndアルバム『トゥルー・カラーズ(True Colors)』収録のタイトル曲で、全米1位の大ヒットとなった。この曲もシンディ・ローパーの代表曲のひとつとして、人気の高い曲だ。

「Colors」とは「十人十色」の「色」、すなわち個性のことで、「わたしはあなたの真実のColorを知ってる。それはすごく美しく輝いている。だから自分の本当の姿を見せることを決して恐れないで」と歌う歌だ。その内容から、同性愛者の人権運動のテーマ曲としてもよく使われるそうだ。

同じアルバム内にマーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」のカバーが収録されていることからも、人間の多様性の尊重がこのアルバムに通底するテーマとなっているようだ。アルバムは前作と同じく全米4位、日本でもオリコン2位の大ヒットとなった。

「七色の声を持つシンガー」とも呼ばれるシンディだが、この曲の彼女の声から伝わる優しさ、誠実さ、美しさ、説得力に、聴いた瞬間に歌詞もわからずグッときた憶えがある。

シンディ・ローパーの中でも屈指の美しいバラードだ。

(Goro)