ボニー・レイット/夕映えの恋人たち (1991)

【90年代ロックの快楽】
Bonnie Raitt
I Can’t Make You Love Me (1991)

初の全米1位に輝いたアルバム『ニック・オブ・タイム』に続く91年リリースの11thアルバム『ラック・オブ・ザ・ドロー』からのシングルで、全米18位のヒットとなった。

今ではボニー・レイットの代表曲となっているこの曲は、あまりに美しいメロディと素晴らしい歌声で、鳥肌が立つような至極の名曲になっている。

ボニー・レイットと言えばロック史上最高の女性ギタリストと言っても過言ではないのに、ギターを弾いていない曲を選ぶのもどうかとも思うけれども、逆にギター無しで声とその表現力だけでも、凡百の女子ロック・アーティストを軽く凌駕する実力と貫録に満ちているとも言える。

それにわたしはこの曲が大好きなのだ。

Bonnie Raitt – I Can't Make You Love Me

(Goro)